室生・龍穴神社は奈良屈指のパワースポット

公開日 : 2019年04月18日
最終更新 :
筆者 : 大向 雅
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今回は奈良県宇陀市室生(むろう)にあります龍穴(りゅうけつ)神社を紹介いたします。ご覧いただくだけで、おわかりいただけると思いますが、鳥居をくぐる前から凄い気が感じられる神社で、奈良県の中でも屈指のパワースポットだといえます。

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まるで行く手を阻むような巨木に挟まれた鳥居をくぐっても、この通り巨木がまるで仁王像のように立ちはだかります(汗)

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御祭神は高龗(たかおかみ)の神という水を司る神様ですが、拝殿には「善女竜王」と書かれています。有名な所では、京都の神泉苑の御祭神で、かつて平安時代に東寺の空海と西寺の守敏(しゅびん)が、雨乞い勝負をされた時に現れた神様です。古来からの呼び名が時勢に合わせて仏教的に変化したけれど、今再び高龗に戻っておられるのでしょう。どちらにしても祈雨の神様ということですが、このあたりをきっちりとして下さっているのは喜ばしい事です。

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こちらの神社には社名の通り、リアルに龍の穴が存在します。といっても境内の中には無く、奥ノ院にあります。境内にはこのような親切な案内板がありますので安心。車でも行けますが歩かれるのがベターだと思います。と言いますのも、やや狭路で初心者にはお勧めできないことと、やはりゆっくりと歩いて、その空気をヒシヒシと感じていただいた方が断然気持ちが良いからです。

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案内に従って、舗装された道を室生寺と反対方向へ進むと、途中に吉祥龍穴と書かれた看板があります。そこから道なりに山へ上がって行きます。

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先にも書きましたが、車での通行も許可はされておりますが、崖側からもポロポロ石が落ちてきますし、路肩も怪しいので歩かれるのが一番です。どうしても車でないと仰る方は、十分にご注意をお願いします。

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途中には天岩戸と称される場所があり、割れた大きな磐に注連縄で結界がされています。突然このような場所に天岩戸というのもちょっと不思議ですが...それは置いておくとして。

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更に進まみま左手に龍穴参道入口があり、狭い階段の道を降りていきますと徐々に激しい水の音が聞こえてきます。

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一番下には奥宮の拝所が設置されていて、対岸の岩に大きく開いた穴に注連縄が張られています。この穴こそが龍の棲み家といわれるもっとも神聖な場所なのです。

今でこそお隣の室生寺の方が圧倒的に有名ですが、この龍穴を中心とした、非常に強い力がみなぎる山一帯こそが本来のパワーの源であることを、ぜひ体感しに来ていただきたいと思います。

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