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アメリカ/ニューヨーク特派員ブログ 青木 多佳子

アメリカ・ニューヨーク特派員が現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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皆さん、明けましておめでとうございます。 17年もニューヨークに住んでいますが、かつて経験したことのないような底冷えの寒さが続いています。摂氏マイナス13度の大寒波! しかも1月4日は豪雪に強風。日本からニューヨーク向かっていたJAL、ANAの飛行機は、ともにJFK空港が離発着を見合わせてしまったためにシカゴのオヘア空港にダイバートしてしまいました。(ダイバートしてしまった場合は、航空会社係員の指示に従いましょう。たいていはホテルを用意してくれて、運航の目途がたてばそのまま同じ機材でオリジナルの目的地まで移動します。) これからニューヨークに来られる方は、ウエブなどでウェザーチャンネルをチェックし、かつ航空会社の運行状況を確認しておくことをお勧めします。

さて、年末も慌ただしく仕事でボストンまで1泊2日のドライブ。気が付いたらあっという間に12月24日で何の予定もないクリぼっちになってしまいました。 

そんなわけでイブの夜は久しぶりにコロンビア大学近くのセント・ジョン・ザ・デヴァイン大聖堂まで足を延ばし、ミサに参列しました。夜の10時半からスタートなのに10時45分になっても中に入れないくらいの混みよう。ようやく中に入ってみれば広い大聖堂のイスにはびっしりと参列者が座り、横には立っている人で溢れかえっていました。日本人の初詣がアメリカ人にとってはこのイブのミサへの参列に当たるのかもしれませんね。

Misa Dec 2017.JPG

ひとつ感銘を受けたのは、ミサ終了後に発見した正面の大きなクリスマスツリー

In fron t of the Peace tree.JPG

街中やオフィスビルディングに飾られているような電飾できらびやかなツリーとは違い、白一色のオーナメント。

White crane tree 1.JPG

よく見ればそれは大小の白い折り鶴でした。

WHite Crane Ornament.JPG

このピースツリーの説明書きのプレートには、日本の折り鶴の紹介とともに被爆者であった日本人の少女、佐々木禎子さんについてのエピソードが添えられていました。鶴を折り続け、1000羽の完成にいたったものの白血病で亡くなってしまう禎子さん。今一度平和の在り方を訪れた人々の心に問いかけるためでしょうか。ピースツリーと名付けられたこの教会のクリスマスツリーは、このような神聖な場所でこそ意味をなすものだと実感しました。

The Peace tree trmarks.JPG

今年は去年よりもっと、世界が平和に向かって躍進していくことを願ってやみません。 それでは今年も宜しくお願いします。


2018年1月 9日

2か月半前になるが、「ザ ジョイオブ サケ」にプレスとして参加してきたのでそのお話を。

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2001年にスタートしたこの海外向け酒テイスティングイベントは、第1回目はホノルルからスタートした。当初は参加人数が少なかったものの「SAKE」の知名度が上がり、寿司やラーメンなどの人気と相まって日本酒をたしなむ人が増えてきた。今では海外最大規模のイベントへと成長し、日本酒愛好家のために東京やニューヨークでも開催されるようになった。
2017年のニューヨークでは9月27日水曜日の6:30PMからスタート。チェルシーのメトロポリタン パビリオンが会場となったが、仕事帰りの会社員も立ち寄れるとあって、想像以上の大反響。午後7時前に到着したが、会場の入り口前は長蛇の列であった。
ようやく受付にオンラインで受け取ったチケットを見せ、IDチェック(年齢確認等)を済ませると、小さいプラスチックカップを渡される。これは試飲用に持ち歩くものらしい。

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会場はすでに6時半から来ている人で大賑わい。会社をひけてグループで来ました、といった人たちから熟年カップル、(もちろんお酒の飲める年齢の)ヤング、女子の2人連れ、また一人参加でしきりにメモを取っている人も見かけられた。

とりあえずいろいろな酒のパンフレットを受け取り、会場を歩いて見る。


なるほど。広いホールの中央に純米、吟醸 大吟醸A、大吟醸Bのテーブルがセットされ、壁際には「酒蔵」、「ZUMA」、「スシサンバ」などニューヨークで酒を取り扱う16の人気レストランが並ぶ。わかりやすいレイアウトだ。
大吟醸B-2017.JPG

ひとつひとつのテーブルを廻って皆丁寧に吟味する。
チェックする人々.JPG

テーブルの酒2017.JPG

158のブリューワリーで作られた381種の日本酒。そして有名どころの日本料理をとことん味わえるこのイベント。一般入場料が110ドルとけして安いお値段ではないが、ありとあらゆる日本酒を一度に味わう機会は、このようなイベントに参加するのが手っ取り早い。おそらく日本酒をおきたいレストランのオーナーなども来場しているのだろう。

スポイトですくうお酒2017.JPG
スポイトでサンプルのお酒を吸い上げ、入口で渡されたプラスチックカップに垂らすのだが、なぜかうまく吸い上げられない。。(スポイトを扱うなんて理科の授業以来だ!)

酒TYKU.JPG

日本酒というものは、その辛さからあまり女性には馴染めないと昔は思っていたが、今はフルーティーなアロマの香りが広がる品種もあったりワインのように幅が広く、女性でもたしなむ人が増えてきた。
昨今、ニューヨークでは日本人女性が、日本酒の輸入を手掛けたり、地酒のレストランんを開いたりと楽しい話題を聞くこともある。

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さて、数々の日本酒を堪能しつつ、やはり人気は高級料理の並ぶレストランブース。潮の香りのウニやいくら、そして高級和牛。中でも「えん」の提供する宮崎牛は、いつ廻ってきても常に長い列が途切れない。
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確かにほどよくあぶった、柔らかいお肉はするっと口の中でとろけ、何とも言えない食の幸福感(!?)を味わえる。

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私の大好物、茶碗蒸を提供するブースもあり。出汁加減がほどよく「これは日本人でしかわからない絶妙な味わいだ。」としばし悦に浸っていた。

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ワインの販売が盛んな米国のリカーショップでも最近は必ずと言っていいほど「SAKE」コーナーがある。日本の伝統的な食文化がここアメリカでも受け入れられているのを見るのは日本人として何とも嬉しい限りである。

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2017年12月17日

ニューヨークに住んで早17年。それなのにまだ行ったことがない近場と言えば、ナイアガラの滝(飛行機で日帰り可能)ともう一つ、ロングアイランドのワイナリー。ニューヨークに住んでいる間にどちらも行っておきたい!

ということで9月の初めに、ワイナリーツアーに参加しました。

ツアーは日系旅行会社を始め、ロングアイランドレイルロードのツアーなど各種ありますが、いろいろ調べた結果、ダウンタウンのディランシー通りにあるカフェから出発する「ソースド・アドベンチャー」主催の「ロングアイランド・ワインツアー・フロム・マンハッタン」のバスツアーに決定。105ドルとお手頃な値段の上、ランチ付き、そして13種類のテイスティング付き。WEBでの申し込みも簡単!

さて、当日は午前9時に出発するので、30分前には集合場所へ。

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カフェの中でチェックイン。小さいカフェではすでにコーヒーを飲んで待機している参加者がちらほら。思いのほか人数は多く、バスの座席の埋まり具合からして40―50名ほどでしょうか。アジア人やラテン系の方は少なく白人の方が大半でした。私の隣に座った女性は、3名のグループでカリフォルニアのサクラメントからニューヨーク観光に来ているそうです。サクラメントと言えば近場に大きな「ナパ」のワイナリーがあるのになぜ、ニューヨークに来てまでワイナリーへ?

ロングアイランドは文字通り、長細い形で南側にはロングビーチ、ファイアーアイランド、ハンプトンのビーチが連なり、夏はニューヨーカーでにぎわうエリア。一方北側のノーフォークエリアは、ブドウ畑やフルーツ、野菜の農場が多いところです。南は先端のモントークまで鉄道が通っていますが、北へ行くにはこのようにバスツアー、もしくはレンタカー利用になります。

バスはマンハッタンを抜け、ロングアイランドを2時間ほど東へ向かうとーー見えてきました、一面のブドウ畑。
ツアーは3カ所のワイナリーを訪問しますがまずは一番目「ラファエル」へ到着。

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イタリア移民の家族経営のワイナリー。修道院を模したという外観で気分はヨーロッパ!?

1-3ラファエル・奥はテイスティングルーム.JPG

奥はテイスティングルーム。


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以前ナパに行った時は、収穫を過ぎていたのだけど、今回はたわわに実っているブドウをじっくり観察。

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天井の高いシャンデリアの広間にはすでに4種のワインとパンやチーズ、オリーブがセットされていてちょっとした晩餐気分を味わえました。4種のワインもテイスティングながら、並々と注がれどれもフルーティーなアロマの香りで爽やかな飲み心地。
“2016 Pinot Grigio” “2016 Rose of Pinot Noir” ” 2014 Estate Merlot”そして ” 2013 La Fontana”と記されたリストには、さらにアップル、ラズベリー、ウォーターメロンといった風味の説明が加えられています。ブドウ以外にいろいろなフルーツがミックスされているんですね。

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お土産にも最適なワイン。重くなるのについついピノ・ノワールのロゼを購入。

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都会の喧騒を離れ、ぶどう畑に囲まれながらゆったりとした時を過ごせるこの1日。
すっかり気に入った「ラファエル」にもう少し滞在したかったのだけど、ツアーなのであっという間に出発時間になってしまいました。

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次は、近くの「レンツ」へ。ここは、納屋風の小屋の中にテイスティングのバーカウンターもありますが、ピクニックランチ+ワインテイスティングはアウトドアで催されます。ターキーサンドイッチにリンゴやポテトチップとアメリカ風のランチだけど、一緒に味わえるワインはまた格別です。

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最後は「オスプレイ・ドミニオン」。ミサゴという鷹科の鳥の名前(日本でも最近、別の「オスプレイ」が話題ですが)のワイナリーということもあり、ラベルにはオスプレイのイラストをあしらったものも多く並んでいました。

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ゆっくりとブドウ畑を散策するのはなぜか私だけ。ほかのツアーできた参加者はカウンターに張り付いてずっとテイスティング三昧。
(3カ所目でもこんなに飲むとは皆つわもの?)

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私はここでもワインを購入。二本ともなるとさすがに重くなります。隣のサクラメントから来た女性に「買ったんですか?」と聞かれたので、「二本目、買っちゃいました。貴女は飛行機でカリフォルニアに戻るわけだから重くなりますよね」と言ったら、なんともうシッピングで送る手続きを済ませたのだとか。つまり手ぶら。そうか。ツアーのお客さんってブドウ畑の散策とか観光じゃなくって、ほんとうにワイン目当てで来ているのだと実感したツアーでした。

*ラファエル
http://www.raphaelwine.com/

*レンツ
https://lenzwine.com/

*オスプレイ・ドミニオン
https://ospreysdominion.com/


2017年11月13日
2017年9月 4日
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    ニューヨーク特派員
    青木 多佳子
    大好きなヨーロッパに住むはずが、うっかり(!)オハイオの大学院へ入学。気がつけば17年もの米国暮らし。現在はトラベルコーディネーター兼ライターとしてNYを徘徊中。根っからの旅人間で、訪問した国は45ヵ国。米国も西のシアトルから北のバーハーバー、南はキーウエストと、森林、砂漠、海辺、渓谷、ひなびた街を歩きまわる。マリンスポーツをかねてカリブ海の島々にも出没中。旅の基本スタイルは自由気ままな「おひとり様」+α(?)。ご連絡はこちらまで。 DISQUS ID @takakoaoki

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