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アメリカ/ニューヨーク特派員ブログ 青木 多佳子

アメリカ・ニューヨーク特派員が現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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PR 要塞からの海.jpeg

昨年は、家族マターと仕事と合わせて5回日本へ帰国した。
さすがに年末年始は、ニューヨークでおとなしくしていようかと思ったが、「旅に行かないと落ち着かない病」の私はじっとしていられない。やっぱりどこか温かいところへ行きたい!

カリブ海エリアはアメリカ人の避寒地のひとつ。クリスマスや年末年始などは飛行機代もお高い。
そんな中で航空運賃を調べていると、プエルトリコに行くジェットブルーやデルタ航空がなぜか安い。空いている。ニューヨークから往復でUS300ドルくらいだ。これは行くしかない。と、WEBサイトでホテルとまとめて予約した。

「年末年始はプエルトリコよ~」と知人に話すと「ハリケーン被害大丈夫? よく調べた方が良いよ。」
夏~秋ににかけてカリブを襲う「ハリケーン」。今回の「イルマ」→「マリア」のWパンチを受けたプエルトリコは多大な被害を被ったのだ。どうりで皆が敬遠しているわけだ。
そうこうするうちに予約したホテルから、「到着日まで水も電気も使えないのでクローズします」とのお知らせが。。
「えーっ。」使えるホテルは限られるので、かえってホテルのレートは高くなってきている。
やむなく、2泊はホステル、2泊は海辺の近く安ホテルを予約しなおした。

かくして年末。JFKからデルタ航空で一路プエルトリコへ。雪などの天候による影響もなくほぼ順調に飛行を終えた。ニューヨークからの所要時間はおよそ4時間。バハマよりもさらに南のドミニカ共和国の東に位置するこの島は、米国の統治下にあるためUSドルが使える。
米国からの入国だとパスポートのチェックもなく(しかしパスポートは常に携帯するほうがよい)するすると外へ。

空港は普通に電気が通じている。観光センターに行って状況を聞いてみると、
「サンファンエリアはだいたい復旧した。田舎はまだ水や電気といったインフラ設備に問題があるけど、都会はほぼ問題なし。すでにクルーズ船も寄港を再開した」とのこと。

ここでかなり安心できた。しかも、お目当ての世界NO1のラム生産を誇る「バカルディ」は12月31日も営業しているとのこと。
早速バスでホステルのあるCONDADO地区へ。
教えてもらった「D53]のバスに乗ろうとしたが、バスを待っていた人がその前に到着したバスでもCONDADO方面に行くと教えてくれたのでそのまま乗車。(結果的にはわかりにかったのでD53が無難そうだ。ただしパンフレットはスペイン語、停留所には時刻表もないので行く先などは聞くしかない)

PR バス停とスペイン語.jpeg

到着時は少し雨が降っていたが、翌日12月31日は晴天。寒いニューヨークを離れて今は常夏の島。青い空に鳥のさえずり。あまりハリケーンの影響も見られずレストランやカジノもオープンしている。気分が高揚する。
さて、ここから旧市街地、オールドサンファン方面へ歩き(1時間半くらいかかった)南側の船の停泊地までたどり着く。
対岸のカターニョまでフェリーに乗船、(50セント、安い!)バカルディ工場まではシャトルバスーー
ってシャトルバスがない。普通のバスもない。うろうろしていると、歩いていた人がタクシーを見つけてくれてやむなく10分はタクシー移動(一挙に10ドル!)

海沿いを少し上がると、大邸宅風の門構えのラム酒の「名門」、バカルディへ。

PR BACARDI の外観.jpeg

あろうことか、タクシーは門手前で引き返してしまったのでそこからは徒歩で中へはいる。セキリュティに教えてもらってパビリオン風の屋根が見える受付センターまでぶらぶらと歩く。ほんとうにここで生産されているのだろうか。まるでお金持ちの豪邸だ。

PR パビリオンの下で.jpeg

受付では3コースの説明がある。一般的なバカルディの歴史を聞くツアーは15ドル、テイスティングは49.99ドル、ミクソロジーは$59.99。

迷った末、テイスティングツアーに決めた。
ツアーまで待つこと、1時間。ウェルカムカクテルを飲みながらまったりと過ごす。青い空に白い風力タービン。海の向こうにそびえるエル・モロ要塞。ほんとうに今は冬?

風力タービング.JPG
PRウエルカムドリンク.JPG

この日はのテイスティングツアー参加者は私ともう一人の女性のみ。カートに乗って、敷地内を見学した後、正面のホールへ。

フロントのロゴのオブジェ.JPG
バカルディ―フロントの絵.JPG

バカルディのシンボルであるロゴマーク、蝙蝠のオブジェ。1862年、スペイン出身のドン・ファクンド・バカルディが当初キューバに立ち上げたラム工場は、今や世界で最も知られるラム酒の代表格となった。ここプエルトリコの蒸留施設は年間を通して訪れる人が絶えない。

ミニシアター、当時の写真、器具などの様々な展示品を眺めながら説明を聞く。熟成期間の異なるラムの香りをかぎ分けるコーナーもあったりと興味深い。(私にはそこまでの区別がつかなかったのが残念)

最後はダイニング様式の部屋で6種類のラムのテイスティング。カクテルではないので、ウイスキーのような渋みもあり、コクの深い味わい。人気の8年熟成の「RON 8 ANOS」などは店内でも売られている。これ全部飲むと、ホテルに帰れないかも。ということで本当に味わう程度にとどめておく。

6種類のテイスティング.jpeg

すべてが終わると記念のテイスティングツアー修了証書をゲットできる(あらかじめ自分の名前が印字されている)

テイスティングツアー修了書.JPG

プエルトリコ旅行はこのバカルディ工場に行くだけでも十分価値のあるものだが、その他にもオールドサンファンの先端にそびえる要塞の散策などはお勧めだ。私は2回目の訪問だったが、それでも改めて要塞から見下ろす空と海と陸地の展望は圧巻だ。

PR要塞の外観と空.jpeg

南国の香りとスペイン、ギリシャをミックスしたような景色が続く。家々のパテオから聞こえる家族の声。
一日中日向ぼっこをしているそこかしこの猫

PR猫がいっぱい.jpeg

PRプエルトリコ風置物.jpeg

観光客向けの土産物店にフルーツマーケット。憩いの広場で食べるシャーベットは最高の味だ。

PR 土産物店ブースが並ぶ.jpeg

PR 土産物アクセサリーなど.jpeg

PR 憩いの広場.jpeg

連日クルーズ船からの観光客も到着し、島は1年を通して賑わいを見せる。

PR クルーズ停泊.jpeg

PR OLD SANJUAN 風景.jpeg

もちろん、常に災害の危機に見舞われる心配もあるが、それでもラテン系の人々は明るい。
皆、節度をまとってその日をしっかり生きている印象を受けた。

PR カラフルな家々.jpeg

社会を引退したらプエルトリコに隠居も悪くない? しかしスペイン語をもうちょっと勉強したほうがよさそうだ。


2018年3月17日

皆さん、明けましておめでとうございます。 17年もニューヨークに住んでいますが、かつて経験したことのないような底冷えの寒さが続いています。摂氏マイナス13度の大寒波! しかも1月4日は豪雪に強風。日本からニューヨーク向かっていたJAL、ANAの飛行機は、ともにJFK空港が離発着を見合わせてしまったためにシカゴのオヘア空港にダイバートしてしまいました。(ダイバートしてしまった場合は、航空会社係員の指示に従いましょう。たいていはホテルを用意してくれて、運航の目途がたてばそのまま同じ機材でオリジナルの目的地まで移動します。) これからニューヨークに来られる方は、ウエブなどでウェザーチャンネルをチェックし、かつ航空会社の運行状況を確認しておくことをお勧めします。

さて、年末も慌ただしく仕事でボストンまで1泊2日のドライブ。気が付いたらあっという間に12月24日で何の予定もないクリぼっちになってしまいました。 

そんなわけでイブの夜は久しぶりにコロンビア大学近くのセント・ジョン・ザ・デヴァイン大聖堂まで足を延ばし、ミサに参列しました。夜の10時半からスタートなのに10時45分になっても中に入れないくらいの混みよう。ようやく中に入ってみれば広い大聖堂のイスにはびっしりと参列者が座り、横には立っている人で溢れかえっていました。日本人の初詣がアメリカ人にとってはこのイブのミサへの参列に当たるのかもしれませんね。

Misa Dec 2017.JPG

ひとつ感銘を受けたのは、ミサ終了後に発見した正面の大きなクリスマスツリー

In fron t of the Peace tree.JPG

街中やオフィスビルディングに飾られているような電飾できらびやかなツリーとは違い、白一色のオーナメント。

White crane tree 1.JPG

よく見ればそれは大小の白い折り鶴でした。

WHite Crane Ornament.JPG

このピースツリーの説明書きのプレートには、日本の折り鶴の紹介とともに被爆者であった日本人の少女、佐々木禎子さんについてのエピソードが添えられていました。鶴を折り続け、1000羽の完成にいたったものの白血病で亡くなってしまう禎子さん。今一度平和の在り方を訪れた人々の心に問いかけるためでしょうか。ピースツリーと名付けられたこの教会のクリスマスツリーは、このような神聖な場所でこそ意味をなすものだと実感しました。

The Peace tree trmarks.JPG

今年は去年よりもっと、世界が平和に向かって躍進していくことを願ってやみません。 それでは今年も宜しくお願いします。


2018年1月 9日

2か月半前になるが、「ザ ジョイオブ サケ」にプレスとして参加してきたのでそのお話を。

酒-2017 JOY参加.JPG

2001年にスタートしたこの海外向け酒テイスティングイベントは、第1回目はホノルルからスタートした。当初は参加人数が少なかったものの「SAKE」の知名度が上がり、寿司やラーメンなどの人気と相まって日本酒をたしなむ人が増えてきた。今では海外最大規模のイベントへと成長し、日本酒愛好家のために東京やニューヨークでも開催されるようになった。
2017年のニューヨークでは9月27日水曜日の6:30PMからスタート。チェルシーのメトロポリタン パビリオンが会場となったが、仕事帰りの会社員も立ち寄れるとあって、想像以上の大反響。午後7時前に到着したが、会場の入り口前は長蛇の列であった。
ようやく受付にオンラインで受け取ったチケットを見せ、IDチェック(年齢確認等)を済ませると、小さいプラスチックカップを渡される。これは試飲用に持ち歩くものらしい。

2017 ジョイ オブ サケ.JPG

会場はすでに6時半から来ている人で大賑わい。会社をひけてグループで来ました、といった人たちから熟年カップル、(もちろんお酒の飲める年齢の)ヤング、女子の2人連れ、また一人参加でしきりにメモを取っている人も見かけられた。

とりあえずいろいろな酒のパンフレットを受け取り、会場を歩いて見る。


なるほど。広いホールの中央に純米、吟醸 大吟醸A、大吟醸Bのテーブルがセットされ、壁際には「酒蔵」、「ZUMA」、「スシサンバ」などニューヨークで酒を取り扱う16の人気レストランが並ぶ。わかりやすいレイアウトだ。
大吟醸B-2017.JPG

ひとつひとつのテーブルを廻って皆丁寧に吟味する。
チェックする人々.JPG

テーブルの酒2017.JPG

158のブリューワリーで作られた381種の日本酒。そして有名どころの日本料理をとことん味わえるこのイベント。一般入場料が110ドルとけして安いお値段ではないが、ありとあらゆる日本酒を一度に味わう機会は、このようなイベントに参加するのが手っ取り早い。おそらく日本酒をおきたいレストランのオーナーなども来場しているのだろう。

スポイトですくうお酒2017.JPG
スポイトでサンプルのお酒を吸い上げ、入口で渡されたプラスチックカップに垂らすのだが、なぜかうまく吸い上げられない。。(スポイトを扱うなんて理科の授業以来だ!)

酒TYKU.JPG

日本酒というものは、その辛さからあまり女性には馴染めないと昔は思っていたが、今はフルーティーなアロマの香りが広がる品種もあったりワインのように幅が広く、女性でもたしなむ人が増えてきた。
昨今、ニューヨークでは日本人女性が、日本酒の輸入を手掛けたり、地酒のレストランんを開いたりと楽しい話題を聞くこともある。

2017 大吟醸竹滴.JPG

さて、数々の日本酒を堪能しつつ、やはり人気は高級料理の並ぶレストランブース。潮の香りのウニやいくら、そして高級和牛。中でも「えん」の提供する宮崎牛は、いつ廻ってきても常に長い列が途切れない。
2017えん JOY OF.JPG

確かにほどよくあぶった、柔らかいお肉はするっと口の中でとろけ、何とも言えない食の幸福感(!?)を味わえる。

2017JOY uni ikura cokking.JPG

私の大好物、茶碗蒸を提供するブースもあり。出汁加減がほどよく「これは日本人でしかわからない絶妙な味わいだ。」としばし悦に浸っていた。

2017茶碗蒸し.JPG

ワインの販売が盛んな米国のリカーショップでも最近は必ずと言っていいほど「SAKE」コーナーがある。日本の伝統的な食文化がここアメリカでも受け入れられているのを見るのは日本人として何とも嬉しい限りである。

2017今どき酒屋.JPG


2017年12月17日
2017年11月13日
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2017年8月21日
2017年8月21日
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  • 特派員プロフィール
  • ニューヨーク特派員

    ニューヨーク特派員
    青木 多佳子
    大好きなヨーロッパに住むはずが、うっかり(!)オハイオの大学院へ入学。気がつけば17年もの米国暮らし。現在はトラベルコーディネーター兼ライターとしてNYを徘徊中。根っからの旅人間で、訪問した国は45ヵ国。米国も西のシアトルから北のバーハーバー、南はキーウエストと、森林、砂漠、海辺、渓谷、ひなびた街を歩きまわる。マリンスポーツをかねてカリブ海の島々にも出没中。旅の基本スタイルは自由気ままな「おひとり様」+α(?)。ご連絡はこちらまで。 DISQUS ID @takakoaoki

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