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アメリカ/ニューヨーク特派員ブログ 青木 多佳子

アメリカ・ニューヨーク特派員が現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2005年11月 1日

個性あふれるNYのバー


個性あふれるNYのバー

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◆マンハッタンの「サイキタバー」MARS

どうも私の会社の同僚は「お食事でもご一緒にいたしましょう」というお上品な子が揃っていて、バーやカラオケにいって夜遅くまで乱れ(!)騒ぐという人がいないのが物足りない。そんななかで久しぶりに、昔の出版社仲間とハナキン(もう死語?)に、イーストビレッジのバーに繰り出した。メンバーは以前「ハーレム入門編」のコラムに登場したライターD女史、難波のデザイナーM嬢、ウクレレストリートミュージシャン兼編集者のH氏(トノと呼ばれているので以下トノとする)。

今回はこのトノが、退社後ほとんど毎日、ミッドタウンからチャイナタウンまで(1時間かかる!)歩きつづけた結果、発見したバーで私たちの間では「サイキタバー」と呼ばれる。サイキタは「最も北」ではなく(マンハッタンで)最も汚いバーという意である。(こんなことを言うとお店の人に失礼かも)

場所はセカンドアベニュー(2番街)と1丁目の角。Houston Street東の近くである。確かに想像通りの凄まじい雰囲気のバーだ。ゴキブリやねずみがいるとか、ごみがちらかっているとか、柱が折れそうだ、というのではなく、とにかく外も中も天井も落書きだらけ。ここら辺界隈は落書き(アートと呼ぶべきか)された建物が多いのが特徴でそのオリジナリティーをもって運営されているのがこのバーなのだ。個性なのだからほんとうは「汚い」というのは間違いだろう。おまけにバーカウンターには日本人の女の子まで切り盛りしていてびっくりした。(お酒を飲める年齢か慣れた手つきでお客さんのIDチェックしているところなんかすごい!飲酒はNY州の法律では21歳以上)

「ちょっと魔物の住むトイレに行ってきます」というM嬢の言葉通り、狭いトイレも一面落書きコーナーと化している。トイレの便器からほんとうに「魔物」の手が出てきそうで私は遠慮した。常連のトノは、と見るとこれまた慣れた手つきでジュークボックスにコインを入れている。唖然としているのは私だけ。同じく、今回初めてというD女史には少しも動揺がみられない。(さすがはハーレムの住人!)

ほどなくバーテンダーが「何かつくりましょうか?」と親切に聞いてくれるので「フルーツ系のものはありますか?」と聞いたらさすがにそういった女の子向けもの(フィズとかダイキュリーとか)はないらしい。「じゃーテキーラ」といきなり180度的はずれなことをいったらしく、あわてたトノが「青木さん、マルガリータにしましょう、奢りますから」とその場をとりなした。(注釈;私はあまりお酒の種類に詳しくない。昔、ディスコとよばれた時代にはカルアミルクばかり注文していた!)

そうこうするうちに12時をまわり、この「サイキタ」バーは異常な混みようになってくる。20人いれば足の踏み場もなくなるような小さなスペースというのに外にはさらに10人ほどが立ち話をしながら待っている。

トノ曰くこんなに人気なのは、まず他のお店よりも安いこと(コロナビールは4ドルだった)。そしてウソかホントか常連さんは最初の一杯をタダにしてくれることもあるらしい。
かくしてひさしぶりにバー体験をした私。金曜日のイーストビレッジはお祭りのように大勢の人で賑わっている。「サイキタ」に限らずどこのバーも人、人であふれかえっている。いつもは疲れて帰って寝てしまう私にはいい刺激だった。

さて、このバーはふつうの観光客の皆さんには、刺激が強すぎてお勧めできるものではないので、イーストビレッジにゴマンとある普通のバーへ行かれるほうがよろしいかも。また金曜日、土曜日は夜中の1、2時まで地下鉄に乗って帰る人が多いが、なるべくタクシーで帰るようにしたい。どうしても地下鉄、という場合は人の大勢いるところで待ち(本数が少ないので待ち時間が長くなる)一人にならないようにする。また酔っ払っている人がいたらさりげなく遠ざかること。バーで飲むときもそうだが貴重品は肌身はなさずに。

◆ここに入ったらあなたもセレブの仲間入り? DUVET 

「サイキタバー」じゃなくってもっとトレンディーでリッチなセレブリティー感覚のバーへ行きたいという方にお勧めなのは、何かと話題の「DUVET(デュベ)」。これは「掛け布団」という意味なのだが、何でも「セックス・アンド・ザ・シティー」に登場したバーにヒントを得てつくられた、「ベッドの上で遊べるバー」という設定になっているらしい。ダイニングのアペタイザーも注文もでき、ベッドに運んでくれるらしいが、いすやテーブルも設置されているとのこと。なにやら怪しげな雰囲気を感じるが、ここではしょっちゅうセレブのパーティーも開かれるほどの人気だとか。予約が必要らしいので、詳細は下記へコンタクトしよう。場所は5番街と6番街の間の21丁目。
TEL: 212-989-2121
45W.21St (Bet 5th and 6th AVE.)
www. duvetnyc.com

◆一人で静かに飲めるマイケルジョーダンのバー

最後になったが、女の子一人でも気軽に入れるバーを紹介しよう。
42丁目東のグランドセントラル駅構内の2階にあるマイケルジョーダンステーキハウスのバーカウンター。駅構内は高い天井の吹き抜けだから、暗いバーに一人ではいるという気まずさや閉塞感がない。またアイリッシュバーのように騒いでいる人もあまりいず、仕事帰りのビジネスマンが電車に乗る前に一杯ひっかけて帰る程度のもの。バーテンダーが話しかけてくるうっとうしさもないし、かといって一人飲んでいる孤独感もない。バー初心者にお勧めである。


サイキタバーMARS
汚いのか、それともNYのアートと呼ぶべきか―
最初この重い扉をあけるとき
トノにも勇気が必要だったらしい。

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カテゴリー レストラン・料理・食材
2005年11月 1日
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      ニューヨーク特派員
      青木 多佳子
      大好きなヨーロッパに住むはずが、うっかり(!)オハイオの大学院へ入学。気がつけば17年もの米国暮らし。現在はトラベルコーディネーター兼ライターとしてNYを徘徊中。根っからの旅人間で、訪問した国は45ヵ国。米国も西のシアトルから北のバーハーバー、南はキーウエストと、森林、砂漠、海辺、渓谷、ひなびた街を歩きまわる。マリンスポーツをかねてカリブ海の島々にも出没中。旅の基本スタイルは自由気ままな「おひとり様」+α(?)。ご連絡はこちらまで。 DISQUS ID @takakoaoki

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