NY、パリ、ロンドン 〜 3都市滞在を比較して (後半)

公開日 : 2006年11月01日
最終更新 :
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前回の続きで3都市の比較の紹介

4)地下鉄

これはパリ、ロンドンの方が圧倒的にきれい。NYの地下鉄は落書きが多いし、座るイスも硬すぎる。ロンドンの地下鉄の絨毯張りのイスは座り心地がよかった。パリの電車の一部がまだ手動で開けないといけないのはちょっと不便(意外と硬い)。一方で、あと何分で到着、という表示システムは近代的でこれになれてしまうと、NYのシステムが古臭く感じる。それにしても、ロンドンの地下鉄の初乗り4ポンドは高い。したがって毎日5−6ポンドくらいの一日パス(ピークなどの時間帯によって料金が違う)を購入することになる。もちろんダブルデッカー乗車にも可能。ちょっとした観光バス気分を味わえるので6ポンド(およそ$12)でも安いと思えるところか。

5)入場料

これは3都市どこも高い。いろいろ入ると滞在中は計100ドルになることも。特にロンドン塔の15ポンド(およそUS$30)にはびっくり。しかたがないので無料入場できるところを探し、今回はいつもの英国博物館、トラファルガーの国立美術館、パリではマレ地区のユーゴーの家や貴族の館などを見学。ちなみにNYでの入場無料は、チェルシーのギャラリーくらい。モマ美術館など金曜日の夕方は任意寄付となっているところもいくつかあるが、果たしてまったく「寄付」しないで入場できるのか、まだ試したことがないのでなんともいえない。ご参考までに入場無料制度の素晴らしい都市は文句なくワシントンDCのスミソニアン美術館・博物館群。スミソニアン動物園は曜日、日にちにかかわらずいつでも入場無料なのだ。

6)街並み

パリ、ロンドンの方が歴史を感じさせる風景が多い。NYはもちろん自由の女神やエンパイアーステートなどあるものの、基本的にはビル群でマンハッタン内にはいると視界が狭くなってしまう。教会や一部の建物に歴史は感じるもののやはり「新世界」なので、歴史情緒を感じるにはやはりパリ、ロンドン。衛生的な面でもNYは遅れているようだ。

またNYではフィットネスクラブ、エステサロン、オーガニックフードのお店が目白押しにもかかわらず、ロンドン、パリの街中ではあまり見受けられない。目立つのはヘアーサロンだけ。美容と健康へのこだわりの違いだろうか。

7)お土産品

パリ: スーパーのお菓子は駄菓子類でもさすがフランスだけあって安くておいしい。話題のコントレックスというミネラルウォーターもさすが原産国ではNYの半額。たとえば500mlで40ユーロ(しかしお土産には重い)。

ロンドン: 「マーク&スペンサー」の51ペンスのビスケットは安価のわりには予想外においしくボリュームたっぷり。甘味も抑え目。20パック入りの「ハロッズ」の紅茶(1.99ポンド)と合わせてお土産には喜ばれそう。

NY: 残念ながらお土産になる安価でおいしい食材類ではヨーロッパに分があるようだ。私個人としては、電子レンジ3分でふくらむポップコーンパックが安くて喜ばれると思うのだがいかがだろうか。その他、「バス&ボディ ワークス」のソープやボディーローションも手ごろなお値段でおすすめ。ヨーロッパではこのショップのチェーンがなく、相変わらず「ボディ ショップ」ばかりが目に付いた。

以上ご参考になれば幸いである。

写真は電子レンジ3分で膨らむポップコーン

1パック70−90セントくらいでお土産には手ごろ

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