ニューへブン日帰りの旅 −イェール大学でイングランド的風景を満喫−
マンハッタンのビル群に囲まれていると、時々視界の広いところへ逃れたくなる。ふらっと電車に乗り、1,2時間ゆられて知らない街に到着。観光名所じゃなく、地元の人々の生活を垣間見るだけ。そんな旅も悪くない。
いつもは34丁目のペン駅からロングアイランド鉄道に乗り、東のビーチ方面に出かける私だが、今回は42丁目のグランドセントラル駅から出発するニューへブン線でマンハッタンの北東、コネチカット州へと足を延ばしてみた。出発してからおよそ2時間弱で到着。途中の小さい駅に比べたら終着のニューへブン駅は、ターミナルがあり近代的要素を盛り込んだ駅舎だが、それでもマンハッタンやワシントンDCのターミナルに比べたら、ローカルな感じが否めない。
さて、この駅を出て、右のユニオンアベニューを歩き続けると、左手にショップやカフェなどが見えてくる。ここからがニューへブンのダウンタウンの始まり、かつ有名なイェール大学の広大なキャンパスへと続くのである。ご存知のようにイェール大学は、アイビーリーグの中でも人気や知名度、学問的レベルを総合すると、ハーバード大学、プリンストン大学と並び全米の最高教育機関である。著名な政治家、学者も多く排出し、(クリントン夫妻、ジョージ・パタキNY州知事など)また、ジョディー・フォスターやメリル・ストリープ、シガニー・ウィーバーといったハリウッド女優もここで学んだとされる。設立は18世紀初頭。ヨーロッパからの移民が増加するに連れ、この新天地にヨーロッパの伝統・人文教育を継承していく必要性を唱えた聖職者らの意向で創立されたものである。
由緒正しい名門アイビーリーグとはいえ、歩いている学生は、良家の子女というより、どこにでもいる普通の若者。カフェで談笑したり、芝生の上で寝転びながら本を読んだり、と土曜日の午後を満喫している。
キャンパス内はイギリスの名門校、オックスフォード大学やケンブリッジ大学を彷彿させるような、ゴシックスタイル、あるいはコロニアルスタイルなどの建造物が立ち並び、キャンパスを歩いているだけで、英国に紛れ込んだ気分となる。
ニューへブンであまりショッピングは楽しめないが、記念に大学のロゴ入りノートやTシャツ、マグカップやキーホルダーを買って帰るのもいい。
行き方
42丁目グランドセントラルターミナルからニューへブンラインで2時間弱、ニューへブン駅下車。電車は1時間に一本の割合。週末などオフピークは往復で$28(2006年9月現在)
鉄道のサイト
メトロノース レイルロード
http://www.mta.nyc.ny.us/mnr/index.html
大学のサイト
http://www.yale.edu/
写真はイェール大学の校舎風景。
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