ここ最近のマンハッタンホテル事情

公開日 : 2007年04月16日
最終更新 :
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2001年のテロ以降、一時的にホテルの部屋料金は下がったものの、ここ2,3年は軒並み高くなってきている。そこそこのホテルで$200以下を探すのは結構難しい。またあったとしても泊まってみれば暗い、怖い、狭いなどあまりいい評価でなかったりする。

なぜこのようにホテルの値段はあがるのか? 景気の回復でマンハッタンへの出張者が増えたことやヨーロッパからの観光客の増加も影響しているようである。特にユーロや英国のポンドはUSドルに比べて強い。物価の高い西欧諸国の人にとって、ニューヨークは買い物天国と言えるのかもしれない。

セントレジス、ピエールなど超一流のホテルは日本人でもVIPクラスの出張者しか泊まらない。しかし、ロビーでは子供連れのごく普通の白人家族がチェックアウトしていたりする。商用ではなくプライベートトリップで超一流ホテルに宿泊できる人がけっこういたりすると、マンハッタンのホテル全体の料金が高いのもうなづけるような気がする。

ホテルの傾向と対策

シーズンやイベントによって、同じホテルでも値段がかなり違う。

1,2月は比較的安い。3−6月はビジネスシーズンなのでそれなりの値段。逆に7,8月は夏休みでビジネスの閑散期にあたるのでそれほど混んでおらず、かなりのホテルで特別価格を提供している。特に金、土、日などは、週末割引を設けているところが多い。

ピークは9月上旬から始まる。国連の会議、種々の会議やイベントが目白押し。モーテル系のホテルチェーンでさえ$300以上の値をつけることがある。特に11月はじめのNYシティマラソンや11月下旬から12月上旬まではクリスマスの買い物客でホテルがもっとも高い時期。1泊$300の予算でもどこも空いていないときもあるので要注意。

ホテルはだいたいチェックインの1日前までキャンセル可能なので航空券を購入する前にあらかじめ取っておいたほうがよい。

米国のホテルは1泊いくらで、基本的には1人でも2人でも同じ料金。3人目から追加料金がかかるが、家族の場合(子供の年齢にもよるが)3人でも、4人でも追加料金がかからないことが多い。

また気をつけなければいけないのは、米国のホテルはだんだん全室禁煙対策を採り始めている。ヘビースモーカーはマリオット系列やウエスティン系列のホテルは避けたほうがよいだろう。

写真は超一流ホテルピエール、1ベッドルームの居間

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