お子様入場不可―いわくつきの博物館の実態は?
数あるニューヨークの美術館、博物館の中でもいわくつきの博物館といえば、MUSEUM OF SEX。文字通り「セックス博物館」。18歳以下は禁止のアダルト色の強い展示物、ということなのだが実際はどうなのだろう。よく映画批評でも、エロチックさを芸術として捉えるか、それとも子供には刺激が強い単なる性を強調した内容か、賛否両論に分かれることがあるが、今回も、テーマはSEXでも実は「芸術の域の高い展示内容」と思ってなにげなく足を運んでみたが。
はっきりいって、両親や子供と一緒に入ると赤面してしまう内容のものが多く、かなりひいてしまった。入り口の奇抜なピンクカラーを基調とした内装、SMの道具やビデオ、古い時代の映画から性をテーマにしたものをピックアップし、その映像を繰り返し流している。中にはアダルトビデオと見間違うものもあり、やはり若いカップルや友人どうしの参加者が多い。(一応大学生向け学割とシニア割引もあるのだが)博物館の受けられる税制上の優遇措置をその展示内容から拒否されたといういきさつにもうなづけるものがあった。
もちろんSEXの定義や意識の変遷、子供への性教育の歴史、文化的、科学的見地からの推考、タブーに関する話題などもりだくさんの内容の中にはまじめな捉え方も少なくはない。
最後のみやげ物売り場もこれまた奇抜なグッズが多いが、ここでは内容を差し控えよう。
入場料は小さいスペースながら、$14.50もするが、ホテルや観光局においてある地図や小冊子などに3ドルや5ドルの割引広告がついているのでそれを利用しよう。
場所は5番街の27丁目。黄色のRか6番トレインの28丁目駅から徒歩5分
Museum of Sex
233 Fifth Ave @ 27th St.
TEL:212-689-6337
Mon-Fri: 11am-6:30pm
Sat: 11am-8:00pm
Sun: 11am-6;30pm
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