ホテルのチェーンは変われども
アメリカのホテルチェーンの代表は大きく分けるとハイアット系(グランドハイアット、ハイアットリージェンシーなど)、スターウッド系(シェラトン、W、ウエスティン、フォーポイントなど)、マリオット系(マリオット、レジデンスイン、コートヤードなど)そしてヒルトン系(ヒルトン、ガーデンイン、エンバシースイート、ダブルツリー、ハンプトンインなど)がある。それからホリデイインや、モーテル系のコンフォートイン、クオリティーイン、レッドルーフインなど様々だ。
この巨大なチェーン方式により既存のホテルの経営がころころ変わる。この間までホリデイインだったのがラディソン系に変わっていたり、ローズ系のホテルがダブルツリーになっていたり。タイムズスクエアー近くのリーガロイヤルも「ロンドンホテル」と名を変えたのは記憶に新しい。
超高級系のホテル「ピエール」もフォーシーズングループに属していたと思いきや、いつのまにかインド系のタージグループに経営が変わっていた。このホテルはもともとヴェルサイユ宮殿をモチーフとしてデザインされたラグジュアリーホテル。しかし、インド系列になったことで仏陀の像や象の置物などでアジアンテイストがミックスされたオリエンタル調のホテルになったのだろうか?
ついこの間、久しぶりにピエールを見学に行く機会があったが、部屋の雰囲気はそのまま。花柄パターンのソファーに漆黒のアンティーク調のデスク。ベッドの壁にはヨーロッパの絵画コレクション。かつてのプラザホテルのように100%(?)貴族の館というイメージでもなく、フォーシーズンのようにラグジュアリーでも近代的な要素をふんだんに盛り込んだホテルでもなく、どちらかといえばシックで落ち着いた内装のホテルである。
ニューヨークは由緒正しく歴史あるホテルが多い。経営が変わっても歴史的背景を尊重し本来の持ち味を損なうことなく引き継がれていってほしい。
写真はピエール(61丁目、5番街)
パークビュールームに泊まればニューヨーク随一の絶景を独り占め。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。