ホテルのチェーンは変われども

公開日 : 2007年05月29日
最終更新 :
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アメリカのホテルチェーンの代表は大きく分けるとハイアット系(グランドハイアット、ハイアットリージェンシーなど)、スターウッド系(シェラトン、W、ウエスティン、フォーポイントなど)、マリオット系(マリオット、レジデンスイン、コートヤードなど)そしてヒルトン系(ヒルトン、ガーデンイン、エンバシースイート、ダブルツリー、ハンプトンインなど)がある。それからホリデイインや、モーテル系のコンフォートイン、クオリティーイン、レッドルーフインなど様々だ。

この巨大なチェーン方式により既存のホテルの経営がころころ変わる。この間までホリデイインだったのがラディソン系に変わっていたり、ローズ系のホテルがダブルツリーになっていたり。タイムズスクエアー近くのリーガロイヤルも「ロンドンホテル」と名を変えたのは記憶に新しい。

超高級系のホテル「ピエール」もフォーシーズングループに属していたと思いきや、いつのまにかインド系のタージグループに経営が変わっていた。このホテルはもともとヴェルサイユ宮殿をモチーフとしてデザインされたラグジュアリーホテル。しかし、インド系列になったことで仏陀の像や象の置物などでアジアンテイストがミックスされたオリエンタル調のホテルになったのだろうか?

ついこの間、久しぶりにピエールを見学に行く機会があったが、部屋の雰囲気はそのまま。花柄パターンのソファーに漆黒のアンティーク調のデスク。ベッドの壁にはヨーロッパの絵画コレクション。かつてのプラザホテルのように100%(?)貴族の館というイメージでもなく、フォーシーズンのようにラグジュアリーでも近代的な要素をふんだんに盛り込んだホテルでもなく、どちらかといえばシックで落ち着いた内装のホテルである。

ニューヨークは由緒正しく歴史あるホテルが多い。経営が変わっても歴史的背景を尊重し本来の持ち味を損なうことなく引き継がれていってほしい。

写真はピエール(61丁目、5番街)

パークビュールームに泊まればニューヨーク随一の絶景を独り占め。

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