7月18日 - 今日のニューヨーク(朝の現場から)
たとえば18日水曜日はこんなことが。
今日は朝6時ちょっと前に起きる。外は雨模様。しかしどうしても見に行きたい「現場」があった。
先日、シカゴの友人が、日本の友人に頼まれホールフーズで限定販売されるエコバッグを手にいれてほしいというのだ。このバッグは初めて知ったが、英国の有名ブランド「アニヤ・ハインドマーチ」の手がけるプラスチックバッグに代わるショッピングバッグ。もともとスーパーのレジで使われるビニール袋(こちらではプラスチックバッグと呼ばれる)のかわりに環境を考慮し、バッグを持参して買い物しましょう、という意図でつくられたということだ。これが「VOGUE」などの雑誌でセレブが手に持っている写真が掲載されると、あっという間に火がついて異常な人気となってしまったようだ。
日本での「騒動」は周知の事実であるが、ここアメリカでもNJやNYのホールフーズで18日朝8時からの限定即売会が催されるとのこと。値段は15ドル。一人3個まで。配達はしないという規定である。
ホールフーズは全米に展開するオーガニック専門マーケット。マンハッタンにいくつかあるが、14丁目のユニオンスクエアや60丁目のコロンバスサークルなどは観光客も多そうだ。したがって24丁目と7番街のチェルシー地区の店が狙い目かも。
まさか日本ほど大事ではないだろうから、7時ちょっと前に行けばいいだろう。しかも雨だから人は意外と少ないかもしれない。
傘をさして、交差点の角の入り口を目指す。誰もいない。セキュリティーが一人立っているだけ。やった、私は一番乗り?
しかし甘かった。セキュリティーのお兄さんはなれたように、「バッグ購入はあっちに並んで」
とビルの後ろ側をさす。そこにはもうすでに山のような人が。先頭に陣取る人は座る椅子まで用意している。これはきっと徹夜組かもしれない。列に並ぶその数はざっと200-300人。女性ばかりと思いきや、男性も多い。全体的にはアジア系の若者が中心となっている。もちろん日本より少ない待ち人数だから、そのまま並んでいればゲットできたかもしれないが、8時半までに購入して、9時の出勤に間に合う、と考えていた私はちょっと甘かった。かといってこのために会社を休んではいられない。
雨が激しく降る中そそくさと退散したのであった。
写真: 早朝の雨でもホールフーズの周辺はひとだかり。
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