7月18日 - 今日のニューヨーク(夕方の現場から)

公開日 : 2007年07月19日
最終更新 :
封鎖する警察.jpg

エコバッグに踊らされ、朝早く起きたつけが夕方まわってきた。異常に眠い。眠い目をこすりながらテキサスの支店の同僚と話をしていると、何か周りがあわただしい。

「避難勧告ですよ。避難。早く早く」

みなバッグをとってエレベータホールに向かう。

このようなことは何回かあった。テロのときや、NY大停電のとき。

なので内心はまたか、という感じだが、今回はセキュリティーの放送もなくわけがわからないまま、オフィスを出る羽目になる。降りて来るエレベータは満杯なのでやむなく、35階から階段で地上まで。この経験もすでに3度目である。

ようやく放送で、どこかで爆発が起こったが働いているオフィスビルには影響ないとのこと。しかし42丁目のグランドセントラルターミナル周辺は徐々にポリスが封鎖の立ち入り禁止用黄色いテープを張り巡らしている。

通りには山のような人だかりとポリスにポリスカー、消防車。何でも41丁目とレキシントン街あたりのマンホールで爆発があり、煙が立ち上り続けているようだ。

41丁目の5番街あたりからももくもく沸き起こる煙が誰の目にも映る。皆デジカメや携帯電話のカメラで撮影するその人だかりがどこまでも続く。けが人の情報はないようだが、灰をかぶったポリスカーや乗用車を何台も目撃したので爆発はかなりのものだったのかもしれない。

こんな現場から10ブロックも離れると、人々はいつものようにパブでビールをひっかけてワイワイやっている。これがニューヨーカー?! しかし、爆発騒ぎから5時間経った今でもマンハッタンの上空はヘリコプターが飛び交い騒々しいことこの上ない。

このようにニューヨークの一日はとかくあわただしいことが多い。(ポリスや消防車、救急車のけたたましいサイレンなどは日常茶飯事である。)観光で来られる皆さんには、何かあったときのために、自分なりの準備、例えば連絡先や連絡手段をとる方法(インターネットカフェはどこにあるかなど)を書き付けておいたほうがいいかもしれない。また英語に自信がなければ日系スーパーやレストランなど日本語のコミュニケーションができる場所を把握しておくことをお勧めする。

写真は立ち上る煙と群がる見物人。ポリスはなれたように次々通りを封鎖する。

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