ボストンからNYへ 〜 噂の格安チャイナバスに乗る

公開日 : 2007年07月11日
最終更新 :
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学生時代はグレイハウンドバスでよく旅をした。オハイオ州のコロンバスからピッツバーグ経由でワシントンDCまで。夜乗車し、朝到着のはずが、ピッツバーグで早めのバスに乗り換えさせられ、夜中の3時AMにバスディーポに到着してしまった。DCのバスディーポはただでさえ治安が悪いとされるエリア。それなのにこの3時AM到着には、まいった。外に出れず、浮浪者にまじって、まんじりともせずベンチの片隅で夜明けを迎えた辛くもなつかしい思い出がある。

働き出してからは、さすがに飛行機や電車を使うようになった。ボストンも当然列車のアムトラック。格安のチャイナバスもあるとの噂だが時間もかかるし、危ない乗り物、場所もチャイナタウンから出発とアクセスに面倒、との憶測で私の考える交通手段の範疇にはなかった。

ところがこの間、ニューハンプシャーのポーツマスからボストンのサウスステーションへのバスに乗ったところ、到着した同ターミナルにはさまざまなバスが。噂のチャイナバスもここから出ているようだ。最近はグレイハウンド、ピーターパンなどメジャーな長距離バス以外にあらゆる業者がバスを仕立てているようでNY行きが結構ある。

「ボストンーNY」と書かれたチャイナバスもチャイナタウンではなく、このサウスステーションにゲートを陣取っているようだ。つい近づいてみると呼び込みでチケットを売っている光景が目に飛び込んできた。表示によると次の出発はあと30分後。

アムトラックだとあと2時間くらい待たなくてはならなかったこともありとうとう、このチャイナバス初乗車でNYに帰ることにした。チケット代金は15ドル。安い!!ちなみにアムトラックだと60ドルくらいする。飛行機だと間際での購入は片道300ドルにもなる。

さてさてバスの乗客も集まり(20-30人程度だったが大型バス。元は取れているのだろうかと心配する私)、夕方5時きっかりに出発。特にアナウンスもない。運転手の中国人は時々セルラーを使用したり、高速でふいに後ろを振り返ったり、ブレーキがちょっと強かったり、確かに心配ごともあったが、コンスタントなスピードで走りきりなんと予測していた6時間のおよそ半分の3時間半でNYのチャイナタウンに到着した。これはアムトラックでも特急「アセラ」並みの早さだ。

バスもラグジュアリーな感じがするが、なにぶんにもバスはバス。3時間半のドライブ中、一度も休息の時間はなかったので、車酔いする人には向かないかもしれない。

興味のある人は

をどうぞ。チケットはオンラインでも購入できるしくみ。

朝、7時から夜10-11時まで約1時間おきに出発する。

ボストン乗り場

700 Atlantic Ave., Boston MA 02111

(The South Station Bus Terminal)

ニューヨーク乗り場

139 Canal Street, Chinatown NY

(Side of Temple, Manhattan Beidge)

写真はNY側のチャイナタイウンに到着したバス

「波士頓」と書いてボストンと読むのだと初めて知った。

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