ちょっと拝見　〜　ＶＩＰの常宿　セント・レジスホテル見学（２）

前回のルーム見学の後は、レストラン「アスターコート」でアフタヌーン・ティー。宿泊は無理でも、一人50ドルほどで、ＶＩＰ気分が味わえるので、ニューヨークの旅を締めくくる最後の一日にはぜひ立ち寄ってみたいものである。アスターコートは高い天井にヴェネチア風の絵が描かれちょっとした貴族の館といった趣である。

まずは前菜のごとく、プチサンドイッチの小皿が一人ひとりに配られる。その一方で、9種類のアロマティーの小箱をあけるとティーのサンプルが納まっている。パリス、シトロングリーン、カモミール、クランベリーオータムなどの粋な名前がついているが、名前で決めず（！）ひとつひとつ葉の匂いを嗅いで、好みのティーを選ぼう。

まもなく三段式の器に盛られた、お菓子セットがやってくる。スコーン、クッキー、プチフールにジャムやクリームが添えられている。もちろんお味はこの上なく美味。なかでもスコーンの焼き加減はほどよく、乾いたようなぱさつきもないし、やわらかすぎてもいずといったところ。クリームやジャムの適度な甘さとマッチしてこの上なく上品な味わいとなっている。

そして銀製ポットにはいったお茶がサーブされる。（カップに葉がおちないようにさらに小さな茶漉し器が添えられている細かい計らいがうれしい。ポットは一人ひとりに配られる）、かくして束の間の貴婦人さながらの高級ティータイムが楽しめるわけである。

甘いものが嫌いという人は、シャンパンやワインなどでもＯＫ。一人14ドルくらいから~。　ご婦人のお茶会だけではなく、ヴィトンのバッグを持った白人男性が一人でワインを飲んでいる姿はほれぼれするほど絵になっていた。ドレスコードだけは気をつけよう。ジーパンやスニーカーはさけたほうがベター。

ＡＳＴＯＲ　ＣＯＵＲＴ　（ＳＴ．　ＲＥＧＩＳ　内）

Lunch

Monday - Saturday 12:00p.m to 12:30a.m

Brunch

Sunday 12:00p.m. to 2:30p.m.

Afternoon Tea

Monday – Sunday 2:30p.m to 4:30p.m.