レトロ感覚あふれるイタリアンカフェ
ひと昔前、チャイナタウンとその境に位置するリトルイタリーはニューヨークの観光客が訪れるスポットとして根強い人気があった。ここは中国系とイタリア系移民が縄張り争いを展開する「チャイナガール」という映画でも知られている。(映画は、中国人の女の子とイタリア人の男の子の悲恋を描いたものでまさに「ロミオとジュリエット」のNY移民版)
しかし今では、ほとんど中国系パワーに押され、リトルイタリーの目抜き通り、マルベリーストリートにも中国雑貨のお店が進出している。実際リトルイタリーという名はあまり観光客になじみがなくなり、むしろリトルイタリーの北側の「ノース」+「イタリア」をもじった「ノリータ」というファッションブティック界隈の方が有名である。
そんな中でも、リトルイタリーにはまだ昔ながらのイタリアを堪能できる食材店、レストランがある。「カフェローマ(CAFFE ROMA)」というコーヒーショップは、まさにイタリア・ニューヨークの古き良き時代を偲ばせるレトロ感覚のお店だ。それもそのはず、イタリア移民の家族によって100年以上もまえから営まれてきたNY老舗のカフェなのだ。
ここにくれば、食事をしなくても暖かいカプチーノ(3.75ドル)一杯で済ませることも出来る。店内はモスグリーンを基調としたダークな色合いで、幾分古びた感があるものの、飾られた年代物の写真、洋館にあるような大きなシャンデリアが独特の雰囲気をかもし出している。ケーキと言うよりイタリア特有の砂糖菓子が昔ながらのショーケースに並んでいる様はノスタルジックな気分。
モダン、コンテンポラリーといったスタイリッシュなお店が進出するNYだが、このカフェローマでくつろぐひと時は、昔にタイムスリップし、どうかするとイタリアの片田舎のカフェでお茶をしているような気分におちいる。
スタバもいいけど、昔ながらの「古き良き時代のリトルイタリー」を味わいたかったらカフェローマへ。一人でも気軽にお茶ができるお店である。
CAFFE ROMA
385 Broome St,
NYC NY 10013 at Mulberry St.
Phone: 212-226-8413
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