ニューヨーカーが旅するヨーロッパ (その3 街の雰囲気)

公開日 : 2008年08月23日
最終更新 :

マンハッタンは昔から移民の街、人種の坩堝とされてきたが、近年ヨーロッパも移民が多くなってきているようだ。大都市ミュンヘンでは、かなり多くのアラブ人を見かけた。特に眼以外を黒ベールに包んでいる女性グループはかなり目立つ存在。中世の時代街並みを残すミュンヘン、ドイツにおいて、そのような光景を見かけるのも不思議だが、そのスタイルのままふつうにショッピングを楽しみ、ヴィトンのバッグを持ち携帯電話をかけている姿にはもっとびっくりした。もっともマンハッタンでもセントレジスのような高級ホテルにプライベートで宿泊するのは白人以外にアラブ人が多いと聞いた。

またアジア系の旅行者も多い。一昔前は、ユーレイルパスを使用しての春休み、夏休みの旅行というと、日本人学生があふれていたが今では駅にいるのは韓国人の学生ばかり。ミュンヘンからノイシュバシュタイン城のあるフュッセンへ向かうどの車両も韓国語が飛び交っていた。

ヨーロッパの登山電車が行く最高峰、ユングフラウはそれこそ「人種のるつぼ」アラブ、ラテン、インド、アフリカ、中国と様々な国の言葉が飛び交っていた。こんな中ではあまりアメリカ人の英語が聞こえてこなかった。ちなみにアメリカ人は自分のルーツに関係した国(アイルランド、スコットランド、北欧など)もしくはイタリア、ドイツといった自然よりは、歴史、宗教に重点をおいた旅が好きなようだ。

(写真はミュンヘン。人種のるつぼはもはやニューヨークだけではない)

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