メーン州、ケネバンクポートでセレブ気分になれる?

公開日 : 2009年11月30日
最終更新 :

秋も深まりニューヨークより一足先に冬を迎える気配のニューイングランド地方。

バーハーバーやポートランドなど、メーン州は何度か取り上げているが今回はその中でも裕福層が集まることで有名なケネバンクポートをご紹介。

地球の歩き方のニューイングランド編でもこのケネバンクポートは紹介されている。元大統領ブッシュ家の別荘があることでも有名な海辺の町だが、さすがに夏のシーズンを過ぎるとどことなくひっそりとしたたたずまい。夏の間だけ別荘で過ごし、冬の間はフロリダなど暖かいところで過ごすリッチなリタイアー組も多いようだ。

今回宿泊したホテルはメーン州でも高級クラスのホワイト・バーン・イン。ホテルというよりカントリー調のお屋敷にゲストとして呼ばれたような気分になるが「家」の中にはスパの設備もあり、観光ではなくヒーリングやノスタルジック感を求めて宿泊する人がほとんどだ。到着したのは3時過ぎ。この時間になるとスパ入り口の前にはアフタヌーンティーとスコーンやサンドイッチなど軽食がセットアップされている。

AFTERNOONTEA.jpg

バラエティーあふれる部屋のタイプでもおススメなのが、ジュニアスイートルーム。寝室のほかに居間、というのが一般的な間取りだがここは居間の替りに、ジャグジーコーナーがあり、部屋中を通してクラッシックの音楽が流れている。居間とジャグジーの間には暖炉もありスイッチ一つで簡単に火がともせる。

Jacuzzi1.jpg

ホテルの裏庭はうっそうとした木立があり、その隣の裏木戸の奥にはスイミングプールがある。もちろんこの季節では泳げないが。

この木々に囲まれた裏木戸、森の中の静けさで思い出したのが、フランスのプロバンス地方で滞在したシャトーホテル。まさに同じ雰囲気を味わえる場所なのだ。そういえばこのホテルもRELAIS&CHATEAUXというシャトータイプのチェーンに属している。

このホテルの醍醐味はなんといっても賞暦のある一流のレストランでのお食事。納屋を改造してできたバーコーナーとレストランだけあって、スペースが狭いがそれだけに訪れた少人数のゲストは特別丁寧なおもてなしを受ける。給仕のスタッフも礼儀作法はニューヨークの一流レストランにひけをとらない。(「Certainly=かしこまりました」なんていう言葉で応対されたのは久しぶりだ)

話しを聞くとスタッフは、ドイツや南アフリカ出身など実に国際色あふれる豊かな面々を取り揃えているらしい。

ゲストはこれまた例外なくカップルばかり。友人同士、子供を連れた家族連れなどはひとグループも見かけなかった。お誕生日や結婚記念日など何か特別な日に、最愛の人と2人だけで祝うのだろう。いくつになっても極上のロマンチックな気分を味わいたい、そんな思いをかなえてくれるのがこのホテルなのかもしれない。

ホテルのサイト

Kennebank.jpg

ホテルから徒歩10分で小さいダウンタウンへ。アクセサリーやブティック、みやげ物店がひっそりと軒を並べている。カフェやスーパーマーケット、レストランもあり。

Lobster%20sand.jpg

ホテルの朝食にて。ストロベリーカスタードのように見えるが、これはベーグルにのせたとろけるソースとロブスターのオープンサンドイッチなのだ

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。