クリスマスチップ

公開日 : 2009年12月28日
最終更新 :
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ところでクリスマスで忘れてはならないのは、チップ。チップというと、レストラン、ホテル、美容院といったところで払う場面を想像するが、クリスマスではさらに多くのチップが必要とされる。普段働いているオフィスや住居ビルのドアマン、メンテナンス、掃除の人、管理人にも配るのだ。目安はあっても規定の金額はなく、任意なのだからけっこう頭を悩ませる問題である。たとえば住居用ドアマンには一人20ドルという人もいれば一人100ドルという人もいる。自分が一人暮しか、ドアマンはいつもドアを開閉してくれるか(デスクに座っているだけのところもある)、クリーニングやパッケージなどの預かりをよくやってもらっているかなどが目安となる。ビルで働いている人数が多ければそれだけ出費も多くなる。従ってこのシーズンのチップ代に2000ドル以上の出費、ということもあるらしい。

私もドアマン付きのビルに引っ越して初チップ。12月はじめにアパートよりクリスマスカードがドアの下に差し入れられていて、それにビルで働く従業員の名が記されている。ドキドキしてあけてみると、10人以下(よかった!)いろいろな人に聞いて、最終的な金額を決めた。ドアマン、スーパーと呼ばれる管理人には同じ金額、ポーターやメンテナンス、ゴミ収集/掃除担当者にはその半額のキャッシュをクリスマスカードに入れ一人ひとりに渡す。

しかしドアマンはともかく、ビル内のどこで働いているかわからないスタッフもいる。しかたがないのでその人たちには管理人にまとめて渡した。

クリスマスがあけてすぐ、一人からサンキューカードをもらった。そんなときは、「あ、もうちょっと多めに渡せばよかったかな」などと後悔してしまう。

今年は不況。来年はもう少し景気が回復しますように。

写真:手書きで書かれたチップのお礼のカード。チップをくれたテナント一人ひとりのドアの下に挟んでまわったようだ。

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