サンデイブランチはジャズを聴きながら

公開日 : 2011年08月15日
最終更新 :
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今日は雨の日曜日。知人に誘われて、ジャズのコンサートが聴けるウエストビレッジのジャズレストランへ行くことにした。

クリストファーストリート近くのゲイフラッグや、ブティック、小規模なカフェが立ち並ぶ界隈の一角にあるレンガ造りのレストラン「GARAGE」。あいにくの雨だが、入り口にはすでに予約をしてきたと思われる一行が列に並び、入り口付近のバーカウンターではすでに一杯やっている人も見かけた。

午前11時半からのスタートということで、狭いスペースに設けられた演奏ホールには、アップライトのピアノ、ドラム、ベース。3人の演奏者がすでにスタンバイしている。そのなかのベーシストは女性で、涼しげな顔立ちのアジア系美人。彼女から漂う雰囲気になんとなく「日本人」を感じた。

少し段になった私たちのテーブルは、ピアノの裏側だったが、そのアジア系の女性が演奏する様子が見えた。始まると、そのボリュームに会話はあまりできなくなるが、もともと演奏を聴きながら食事をするわけで、中にはスポーツウェアーを着た地元ニューヨーカーらしき若い白人男性が、一人で食事している。

ベーシストの女性は、細い体を揺り動かしながら、演奏に没頭。普段ジャズを聴かない私でも、その弦をはじく巧みな指さばきを目の前で見てちょっと感動した。ベースは他の楽器に比べて目立たないながらも、その低い音色は耳を澄ませば澄ますほど、体に心地よく響いてくる。

一方ブランチメニューだが、オムレツやケサディーラ、コブサラダ、ベルジアンワッフルなど、ごくありきたりな朝食メニュー。これにスクリュードライバーやミモザなどのカクテルがつく。デザートは別料金。私は卵とサーモンのスクランブルエッグのような一品にジャーマンポテト風のサラダ+パンがついたセットメニューを注文。

お味はまずまずだったが、日本人には心持ち濃い味に思えるかも。連れ合いが注文したのはチキンサラダでこちらもまたふつうのお味。このブランチは一人17ドルもしないので、これに演奏がついているとなれば、リーズナブルなお値段といえるかもしれない。

とくに、一人旅で、ジャズが好きだったらこういうところで食事するのも悪くない。

ちなみにこの美人ベーシストは「タテノユカ」さんと紹介されていた。やはり同じ日本人だとすぐにわかるオーラがある(?)ホテルのシェフ、ダンサー、デザイナーなど、ニューヨークでは様々なところでがんばっている日本人がいて、こういう人の活躍の場をみるとなんだか明日の活力、私もがんばろうというパワーをもらえた気分になる。

最寄の駅は地下鉄赤ラインの1番で「クリストファーストリート」下車。徒歩30秒。

http://www.garagerest.com/

ブランチタイムは11時から4時まで

演奏時間の詳細はWEBサイトを参考にどうぞ

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