ファッションブランド 「エスプリ」店が北米から撤退

公開日 : 2012年02月21日
最終更新 :
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クリスマスの買い物シーズンの時から、「店内商品すべて半額」のようなプロモーションをかかげていた「エスプリ」。心の中で、「オー!エスプリって太っ腹!」なんて思ってたのだが、年が明けた2月。年始のセール時期が終わっても、さらにバーゲン中。40%から50%、そして春モノまで全品60%割引という。

もしかしてーー。

60%オフは、34丁目のお店だが、ソーホー地区では全品70%オフ。これはもうーーエスプリが閉店になるに違いない。かくしてこの2月はエスプリにはまり、すでに10アイテム以上を購入。もしかしたら80%オフになるかも?という期待があったものの、ソーホーとコロンバスサークルはほとんどうりつくし状態。60%オフに抑えている34丁目だけはまだ冬物、ワンピース、スーツ、カジュアルパンツなど品数豊富。

さすがにお店の人には「閉店ですか?」とは聞きづらく、サイトで調べてみると、採算が合わない(4年で$206ミリオンの損失とか)北米全店はクローズするらしい。エスプリがなくなるわけではなく、成熟した先進国のマーケットからアジアなど新興国を中心とした販売に切り替えるようだ。

足を運びながら、これまでのエスプリの買い物三昧をふりかえってみた。もう20年前だが、ワイキキビーチのエスプリのお店に1日10回も出没して鼻息荒く買い物したり、サンフランシスコ郊外のエスプリの大型アウトレット店に足を運んだ日々。

エスプリには女の子らしい華やかな色調にシンプルなデザインが多くて好きだった。とくに春になって、カジュアルなスタイルで決めたいとき、エスプリを覗けばぴったりのアイテムが簡単に見つかったものだ。

ニューヨークや発祥のサンフランシスコには数店舗くらい残してくれてもいいのになあ。アジアでならもっと売れるんだ。そういえば、この閉店間近のエスプリには何回行ってもいつも、中国本土からと思われる買い物客がいっぱい来ていた。

最近、エスプリだけでなく、ギャップやほかのファッションブランドショップも苦戦しているらしいがそんな中でオープンしたユニクロ店。でも、このニューヨークでの開店というのも、実は本土中国人へのネームバリューをアピールする目的もあるらしい。日本人の2倍はお金を落としていくという中国人観光客。うーん、私の買い物とはパワーが違う。。

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