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アメリカ/ニューヨーク特派員ブログ 青木 多佳子

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2012年4月30日

メトロポリタン・オペラハウスで初鑑賞


メトロポリタン・オペラハウスで初鑑賞

マディソンスクエアガーデンでラルクのコンサートを楽しんだ数日後、今度は初めてメトロポリタンでのオペラの鑑賞となった。シーズンチケットを購入したが、4月分では行けないという方から譲り受けたパーシャルビューのボックス席。チケット額面は25ドル足らず。メトロポリタンオペラというと、100ドルは下らないという豪華なイメージが頭に浮かぶが、ほかには学割など、いろいろな方法で、ミュージカルよりも安く鑑賞できる方法もあるらしい。
ニューヨークでは、ミュージカルと並んではずせないエンターテイメントのひとつ。ここはひとつメトロポリタンオペラ初体験をしてみようーーということで帰社後、63-4丁目東のホールまで足を延ばした。

Met1 front.jpg

入り口にはすでに大勢の観客が、列をつくったり、あちこちで輪になって談笑したりしている。この間、マディソンスクエアガーデンに行ったばかりだが、客層はまったく違う。大部分が白人で年齢も高いグループばかり。エレガントなフォーマルドレスに身をつつみ、ゴージャスなアクセサリーに高いハイヒール。男性もジャケット着用がほとんどだ。シャンデリアのまばゆい光の中で、このハイソな世界に恍惚した気分となる。

Met2.jpg

さて、ボックス席なので正面から横に進まなければならなかったが、どの階かよくわからず、一番上の階まで行ってみた。すぐそこに腰を下ろしていた年配男性に聞いてみると、どうもすぐその下の階のようだ。

Met3.jpg


横の廊下にはボックス席ごとに、小さいドアがついていて、上段と下段にわかれている。そこを開けると、ほんとうに小さいエリアに4人用のイスがおいてあるのだがーー狭い!!隣にはすでに大柄のおばさんが腰をおろしているが、1回立って席をひいてもらわないと入れない狭さだ。「狭いでしょう」一人で来たらしい彼女も、ちょっと苦笑しながら、初めて来た私のために、字幕用のボードの使い方を教えてくれる。席毎に装着された字幕を駆使して、英語や、ドイツ語、フランス語で、歌詞が翻訳され、ストーリーを追っていけるわけだ。(残念ながら日本語はなし)
それにしても、前に乗り出すと下まで見下ろせる高さで、高所恐怖症の方にはまずお勧めできない。眼鏡やケースなど誤って落としたら、オペラ席に座っている観客の頭にあたりそうだ。

Met4.jpg


今日の演目は「愛の妙薬(L'elisir d'amore)」というイタリアの歌劇である。内容は、村一番の美人に恋している貧農の若者が、恋敵登場で窮地に陥り、インチキ薬売りから愛の媚薬を購入するが、そんなものにたよらずとも、娘は最初から彼が好きだった、という単純なお話だ。アイーダや、椿姫、トスカなど、重厚で悲劇的な内容が好きな私だが、この字幕のおかげと、出演者もオペラの割には、歌とともにパフォーマンスが派手で観客にもわかりやすい内容だった。

最後の出演者の舞台挨拶には、皆身を乗り出し、口々に「ブラボー」と叫んでいる。(さすがに「アンコール!」はなかったが。)となりのおばさんもご満悦のようで一言。「今度はもっといい席で見たいわ」とおっしゃっていた。
パンフレットを見ると、主役はペルー人、ヒロインはドイツ人、インチキ薬売りはイタリア人、恋敵はポーランド人、と様々な国のオペラ歌手が一同に介していることがわかった。この間のマディソンスクエアガーデンでのラルクのコンサートのときのように、芸術、特に音楽には国境がないのだーーということを改めて実感した夜だった。

オペラのシーズンは9月から5月まで。この間には、オペラのバックステージ見学ツアーも開催されているので、オペラ鑑賞をしなくても、メトロポリタンオペラの内側を垣間見ることができる。

メトロポリタンオペラ(日本語)
http://www.metoperafamily.org/metopera/japanese.aspx

バックステージ鑑賞ツアー
http://www.metoperafamily.org/metopera/about/tour/index.aspx

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カテゴリー エンターテイメント・音楽・ショー
2012年4月30日
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      青木 多佳子
      大好きなヨーロッパに住むはずが、うっかり(!)オハイオの大学院へ入学。気がつけば17年もの米国暮らし。現在はトラベルコーディネーター兼ライターとしてNYを徘徊中。根っからの旅人間で、訪問した国は45ヵ国。米国も西のシアトルから北のバーハーバー、南はキーウエストと、森林、砂漠、海辺、渓谷、ひなびた街を歩きまわる。マリンスポーツをかねてカリブ海の島々にも出没中。旅の基本スタイルは自由気ままな「おひとり様」+α(?)。ご連絡はこちらまで。 DISQUS ID @takakoaoki

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