都会を脱出!一人ドライブでアリゾナ、ニューメキシコへ(2)
- サンタフェとオールドメシーラにて、ウエスタン文化を堪能する
カエンタを抜けてひたすら西を目指す。周りはほどんと民家もないようなところだが、それでも一定の間隔でガソリンスタンドと売店があるので、ガス欠にはそんなに神経を尖らさなくてもいいだろう。まずメーターが4分の3を切りそうになる次の地点で、給油を心がける。
(←こんな景色が続く)
この季節、そんなに暑くはないが風が強いのであまり窓は開けて走れない。それに大型トラック、コンテナーも多いせいかあまりオープンカーで走る車もなし。
ようやくカエンタを出発して5時間。25号線にはいると一気に街らしくなり、サンタフェに到着する。(ホッ!)
赤茶けたイメージのあるサンタフェだが実は緑も多いことに気がついた。この街を訪れるのはこれで2回目。初めて来た15年前はエルパソに住んでいたため、さしたる感動もなかった。どこに行っても赤茶けた岩肌でプラザという広場があり、エルパソの延長のような景色に見えたものだ。しかし長らく都会生活を送った後で、訪れてみると打って変わって新鮮な空気を感じる。
先住民族と、メキシコ、スペインの文化が融合した独特のテイストが感じられる街。
この地の特有のアドビ様式の建物に様々なアートギャラリーが立ち並ぶ。
(サンタフェの中心にある聖フランシス聖堂↓)
中でももっとも人気の見所はジョージア・オキーフの美術館。展示品は少ないが、彼女の一生を追ったショートフィルムも上映されているので必見の価値アリ。
有名すぎて昔はあまり興味がなかったオキーフだが、ニューヨークに住み、そして自身の終の棲家と定めたこの西の荒野にたたずむ彼女の老年のあり方に何か考えさせられるものがあった。
やはり、同じ場所でも訪れる自分の年代によって感じ方も変わってくるというものか。。
(このスタチュー、15年前もあったような気がする↓)
さて、あまりにも観光客が多いサンタフェから、次の日は南に下ること4時間。テキサスとの州境にあるラスクルーセスに1泊。この近くにもサンタフェほど大きくはないが、小さなプラザがある。名前はオールドメシーラ。エルパソから1時間足らずのため昔はよくここまで足を延ばした。月曜日のためか、以前にも増して閑散とした雰囲気が漂っている。人がいない分だけのんびりと落ち着けた。(とはいうもの日本人の観光客もいてびっくり!)
ここにひとつ有名な場所がある。映画「ヤングガン」でエミリオ・エステベスが演じた、若き無法者、ビリー・ザ・キッドが絞首刑の判決を受けた建物があるのだ。今ではすっかりお土産さんになってしまって昔の面影がないが、それでも彼にまつわる、ポストカードやマグネット、カーボーイハット、保安官のバッジなどが売られている。
さて、ここからいよいよ、一番のお楽しみ、ホワイトサンズへ車を走らせる。
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