アメリカン航空の見学会から ~快適さを追求した機内とJFK空港の設備~

公開日 : 2013年09月03日
最終更新 :

長時間フライトに対応した機内の設備が、各航空会社で進んでいる。米国でも特にニューヨークから成田までのフライトは14時間近くかかる。少しでも快適に過ごせるように、日本航空、ANAでは「プレミアムエコノミー」を導入し、シートピッチ、席幅などあらゆる面で今なお改良を続けている。またビジネスクラスはパーティッションが高く、個室間たっぷりのJALに、ソロシートにこだわったANAの座席配列など目をみはるものがある。デルタ航空やニューアーク空港からのユナイテッド航空も完全フルフラットだ。アメリカン航空の羽田―JFK間のビジネスクラスはフルフラットではないが、それでもライフラットと呼ばれる、リクライニングタイプ。体をまっすぐ伸ばした姿勢を保つことができる。

アメリカン航空ではさらに、ニューブランドボーイング777-300ERを導入し、その見学会に参加する機会に恵まれた。この新仕様の器材は、今のところ日本ベースではなくロンドン線やブラジル線に使われている。

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まずはJFKのターミナル8の見学。アメリカンの貸切のようにどこもかしこもアメリカン航空のサインが目に付くが、USエアウェイズや提携のランエア航空等のチェックインカウンターもここにある。

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プレミアムチェックインではビジネスクラス以上の搭乗手続きを受け付けるがさらにファーストクラスの特別カウンター「フラッグシップス」が空港にはいった右手にある。(場所がちょっとわかりづらい)

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AAのラウンジ、アドミラルズクラブも格段に広い。

まるでホテルのようだ。受付からギャラリーのような通路を歩く。途中にはシャワー設備もあるので、たとえば午前中に日本から到着、乗り換えで夜、南米に向かうときは使い勝手がある。50ドルのワンデイパスを購入しておけばエコノミークラスでも入場可能。

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さて新機材はーー概観よりも内部にはいってみるとその広さに圧倒される。ビジネスクラスは窓側から少し斜めの角度をむいた「ハ」の字タイプ。もちろんフルフラットだ。テレビは座席の背面から取り出し、角度を変えられる。

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こちらはファーストクラス。

イスを回転させて机に窓際など机に向き合うようにも調節できる!

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こちらはエコノミー

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トイレによってはこのように中が広いところも!

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収納も充実しているが、おかげで最近はアイパッドなどのタブレットやスマートフォーン、ゲーム機器といった忘れ物が多いそうなので要注意。(米国内に限っていえば)同一路線を往復する日系の航空会社と違い、いろいろな路線を飛び回る米系航空会社で、見つかる確率は非常に少ない。

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さて、今回は操縦席も見学。

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長時間フライトのジャンボ機の割りにはかなり狭いのでびっくり。ただしパイロットも客室乗務員も休息が取れるように、2階に休息エリアが設けられているのをはじめて知った。夜行便に使われるような機材にはこのような配慮が必要なのだろう。

クルー用の2階席の仮眠室

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最近日本からニューヨーク経由でブラジルに行かれる出張、観光客も多いが、アメリカン航空のこの新機材にはぜひとも乗ってみてほしい。

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