紅葉シーズンならバーモント!ストウへ2泊3日のドライブ旅行(3)
3日目。また6-8時間かけてニューヨークシティーに戻らなくてはならない。ストウではまだ見たいものがあった。ベン&ジェリー・アイスクリーム工場もそのひとつだが、今回は断念して、ザ・アップルコア「COLD HOLLOW CIDER MILL」というバーモントの名産品を売っているスーパーマーケット 兼 ギフトショップへ。
入り口にはパイのお皿をもったおばあさんが「WELCOME」。。
観光客にも人気のこのお店は、朝から大混雑。チョコレート、パイ、ジャム、シロップ、ドレッシング、ココアなどバーモントの特産品が山のよう。名物のホットサイダー(温かいりんごジュース)もその場で試飲。本場アップル産地のジュースはこの上なく美味である。またアップルサイダードーナツ、アップルタルトも甘すぎず、リンゴの風味が利いている。ファームでできたてのミルクや卵、バターを使ったお菓子など、リンゴやブルーベリーも合わせて食材豊富なバーモント。米国もいろいろな観光地を訪れたが、日本と違って地元の特産があまりない。チョコレートやキャンディーしかお土産になるものがないが、ここバーモント州にはこのような特産品が目白押し。やっぱり日本人に受け入れられそうな州だとつくづく感じた。
田舎だけど素朴な人々と豊富な食材。そういえば、ダイアン・キートン主演の「赤ちゃんはトップレディーがお好き(原題:BABY BOOM)」の舞台も、田舎の設定はバーモント州。やむなく親戚の赤ちゃんを引き取り、都会から田舎に引っ越したエグゼクティブキャリアウーマンが、最初は戸惑い、ときにはヒステリックになるものの地元の人々のほのぼのとした温かさに触れ、素敵なパートナーと出会う。そしてたまたま作ったベイビー用のアップルソースが売れ、それをきっかけに都会に戻るチャンスができるけど、最後は田舎に留まることを決心したーーというストーリー(ちょっと出来過ぎな話だけど)
豊かな緑に山に湖。四季折々の顔。新鮮な食材に温かい人々。バーモントの持つ魅力にひき付けられ、ここを永住の地と選んだトランプファミリーやターシャ・チューダーさんの決意がなんとなくわかるような気がした今回の旅だった。
アップルコアギフトショップ(米国向けに通販もあり)
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