ニューヨークからモントリオールへバスの旅
今年の夏休みは20年ぶりにモントリオールへ足を延ばした。
観光客が多い夏のシーズンでは、すでに航空券も高い。
そのため今回は北米陸路の旅として、グレイハウンドバスを利用した。
最初にオンラインでブッキング。プリントアウトするバスチケットは途中、国境付近や途中休憩所などに区切られて片道3枚つづりになっていた。
これさへあれば、窓口でも交換する必要なくそのまま乗車できる。
バスチケットは往復で144ドルだった。(プラスブッキング代が$1.50)
時間節約のため往路は夜行バスにした。10:15PMに、8番街と42丁目のバスディーポを出発。
朝の5:50AMにモントリオールに到着する。
バスの乗客は、ニューヨーク観光を終えて帰路に着くカナダ人が多いためか、あちこちでフランス語が聞こえてくる。
乗車するときには3枚のチケットを渡してそれでおしまい。
車内も、いつもはアトランティックシティーに行くときなどに利用する短距離バスより、もっとゆったりしているし、思ったよりすわり心地もいい。
さて、1、2ヶ所休憩場所に立ち寄ってくれるので、あえて車内のトイレを使わなくてもいいだろう。
途中、国境通過地点は少し時間がかかった。
まず全員が、バスを下り、スーツケースもすべて持たなくてはならない。
そして入国審査、税関審査。 この間の空路でトロントに行ったときにも感じたが、意外とカナダの審査は厳しいような気がする。
「どこに泊まるのか?」 「何泊か?」 「親戚、知人はいるのか?」 「なぜ一人なのか?300ドル以上の現金は持っているか?」 等々
一応クリアしたもののちょっと緊張する一瞬だった。
さて、終わるとみなバスがその地点に来るまで待たなくてはならない。
遠くでバスの車内検査が行われている。それも終了してバスに乗り込めば1時間ほどで
モントリオール。
同じバスディーポでも、モントリオールのバスディーポはニューヨークより格段にきれいに見える。
カナダドルへの両替所もここにあり。
ここから繁華街までは徒歩15から20分くらい。
バスディーポ周辺もカルチェラタンと呼ばれ、若者の多いエリアだが、あいにく雨模様と朝早いため、少し閑散としていた。
モントリオールのカルチェラタン
さて、モントリオールはカナダの第二都市で公用語はフランス語。街のあちこちにフランそぐ表示があり、北米バスの旅ながら、ヨーロッパに来たような気分も味わえる。
全体的にはパリよりも小さな街で、見所は旧市街。観光には1,2に日あれば足りるだろう。
チャイナタウンで食べたフォー。10カナダドル。
残念ながら滞在中は晴れず、雨、曇りのため、セントローレンス川沿いのビーチおご覧の通り(↓)
1日目の大雨では、しかたなく目に付いたナポレオンの特別展示会にはいってみたが、これが普段はお目にかかれないような貴重な展示品数々。ナポレオンの帽子や時計、自筆の手紙、椅子、肖像画、家族にまつわる品々、外交官の「タレーラン」に関する資料まであって、もう一度ナポレンの時代のフランス史を勉強してみたくなった。
モントリオールの観光の目玉。ノートルダムの大聖堂(↓)
少し南に下がったところのアットウォーターマーケット(↓)
(モントリオールにもシェアバイク↓ ニューヨーク、メキシコシティ等、最近はどこの都市でもよく見かける)
シャトー・ラムゼイ博物館の中庭。イギリスの庭園を思い出す(↓)
モントリオールのお土産は、やっぱりフランス風スイーツがおススメ。そのほか、山用の「ルーツ」ブランドの靴下など。
次回は、足を延ばしたロレンシャン高原のバスツアーについてお届けします!!
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