2018年極寒のニューヨークから
皆さん、明けましておめでとうございます。
17年もニューヨークに住んでいますが、かつて経験したことのないような底冷えの寒さが続いています。摂氏マイナス13度の大寒波!
しかも1月4日は豪雪に強風。日本からニューヨーク向かっていたJAL、ANAの飛行機は、ともにJFK空港が離発着を見合わせてしまったためにシカゴのオヘア空港にダイバートしてしまいました。(ダイバートしてしまった場合は、航空会社係員の指示に従いましょう。たいていはホテルを用意してくれて、運航の目途がたてばそのまま同じ機材でオリジナルの目的地まで移動します。)
これからニューヨークに来られる方は、ウエブなどでウェザーチャンネルをチェックし、かつ航空会社の運行状況を確認しておくことをお勧めします。
さて、年末も慌ただしく仕事でボストンまで1泊2日のドライブ。気が付いたらあっという間に12月24日で何の予定もないクリぼっちになってしまいました。
そんなわけでイブの夜は久しぶりにコロンビア大学近くのセント・ジョン・ザ・デヴァイン大聖堂まで足を延ばし、ミサに参列しました。夜の10時半からスタートなのに10時45分になっても中に入れないくらいの混みよう。ようやく中に入ってみれば広い大聖堂のイスにはびっしりと参列者が座り、横には立っている人で溢れかえっていました。日本人の初詣がアメリカ人にとってはこのイブのミサへの参列に当たるのかもしれませんね。
ひとつ感銘を受けたのは、ミサ終了後に発見した正面の大きなクリスマスツリー
街中やオフィスビルディングに飾られているような電飾できらびやかなツリーとは違い、白一色のオーナメント。
よく見ればそれは大小の白い折り鶴でした。
このピースツリーの説明書きのプレートには、日本の折り鶴の紹介とともに被爆者であった日本人の少女、佐々木禎子さんについてのエピソードが添えられていました。鶴を折り続け、1000羽の完成にいたったものの白血病で亡くなってしまう禎子さん。今一度平和の在り方を訪れた人々の心に問いかけるためでしょうか。ピースツリーと名付けられたこの教会のクリスマスツリーは、このような神聖な場所でこそ意味をなすものだと実感しました。
今年は去年よりもっと、世界が平和に向かって躍進していくことを願ってやみません。
それでは今年も宜しくお願いします。
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