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アメリカ/ニューヨーク特派員ブログ 青木 多佳子

アメリカ・ニューヨーク特派員が現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2018年3月17日

ハリケーン襲来のその後-プエルトリコ


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ハリケーン襲来のその後-プエルトリコ

PR 要塞からの海.jpeg

昨年は、家族マターと仕事と合わせて5回日本へ帰国した。
さすがに年末年始は、ニューヨークでおとなしくしていようかと思ったが、「旅に行かないと落ち着かない病」の私はじっとしていられない。やっぱりどこか温かいところへ行きたい!

カリブ海エリアはアメリカ人の避寒地のひとつ。クリスマスや年末年始などは飛行機代もお高い。
そんな中で航空運賃を調べていると、プエルトリコに行くジェットブルーやデルタ航空がなぜか安い。空いている。ニューヨークから往復でUS300ドルくらいだ。これは行くしかない。と、WEBサイトでホテルとまとめて予約した。

「年末年始はプエルトリコよ~」と知人に話すと「ハリケーン被害大丈夫? よく調べた方が良いよ。」
夏~秋ににかけてカリブを襲う「ハリケーン」。今回の「イルマ」→「マリア」のWパンチを受けたプエルトリコは多大な被害を被ったのだ。どうりで皆が敬遠しているわけだ。
そうこうするうちに予約したホテルから、「到着日まで水も電気も使えないのでクローズします」とのお知らせが。。
「えーっ。」使えるホテルは限られるので、かえってホテルのレートは高くなってきている。
やむなく、2泊はホステル、2泊は海辺の近く安ホテルを予約しなおした。

かくして年末。JFKからデルタ航空で一路プエルトリコへ。雪などの天候による影響もなくほぼ順調に飛行を終えた。ニューヨークからの所要時間はおよそ4時間。バハマよりもさらに南のドミニカ共和国の東に位置するこの島は、米国の統治下にあるためUSドルが使える。
米国からの入国だとパスポートのチェックもなく(しかしパスポートは常に携帯するほうがよい)するすると外へ。

空港は普通に電気が通じている。観光センターに行って状況を聞いてみると、
「サンファンエリアはだいたい復旧した。田舎はまだ水や電気といったインフラ設備に問題があるけど、都会はほぼ問題なし。すでにクルーズ船も寄港を再開した」とのこと。

ここでかなり安心できた。しかも、お目当ての世界NO1のラム生産を誇る「バカルディ」は12月31日も営業しているとのこと。
早速バスでホステルのあるCONDADO地区へ。
教えてもらった「D53]のバスに乗ろうとしたが、バスを待っていた人がその前に到着したバスでもCONDADO方面に行くと教えてくれたのでそのまま乗車。(結果的にはわかりにかったのでD53が無難そうだ。ただしパンフレットはスペイン語、停留所には時刻表もないので行く先などは聞くしかない)

PR バス停とスペイン語.jpeg

到着時は少し雨が降っていたが、翌日12月31日は晴天。寒いニューヨークを離れて今は常夏の島。青い空に鳥のさえずり。あまりハリケーンの影響も見られずレストランやカジノもオープンしている。気分が高揚する。
さて、ここから旧市街地、オールドサンファン方面へ歩き(1時間半くらいかかった)南側の船の停泊地までたどり着く。
対岸のカターニョまでフェリーに乗船、(50セント、安い!)バカルディ工場まではシャトルバスーー
ってシャトルバスがない。普通のバスもない。うろうろしていると、歩いていた人がタクシーを見つけてくれてやむなく10分はタクシー移動(一挙に10ドル!)

海沿いを少し上がると、大邸宅風の門構えのラム酒の「名門」、バカルディへ。

PR BACARDI の外観.jpeg

あろうことか、タクシーは門手前で引き返してしまったのでそこからは徒歩で中へはいる。セキリュティに教えてもらってパビリオン風の屋根が見える受付センターまでぶらぶらと歩く。ほんとうにここで生産されているのだろうか。まるでお金持ちの豪邸だ。

PR パビリオンの下で.jpeg

受付では3コースの説明がある。一般的なバカルディの歴史を聞くツアーは15ドル、テイスティングは49.99ドル、ミクソロジーは$59.99。

迷った末、テイスティングツアーに決めた。
ツアーまで待つこと、1時間。ウェルカムカクテルを飲みながらまったりと過ごす。青い空に白い風力タービン。海の向こうにそびえるエル・モロ要塞。ほんとうに今は冬?

風力タービング.JPG
PRウエルカムドリンク.JPG

この日はのテイスティングツアー参加者は私ともう一人の女性のみ。カートに乗って、敷地内を見学した後、正面のホールへ。

フロントのロゴのオブジェ.JPG
バカルディ―フロントの絵.JPG

バカルディのシンボルであるロゴマーク、蝙蝠のオブジェ。1862年、スペイン出身のドン・ファクンド・バカルディが当初キューバに立ち上げたラム工場は、今や世界で最も知られるラム酒の代表格となった。ここプエルトリコの蒸留施設は年間を通して訪れる人が絶えない。

ミニシアター、当時の写真、器具などの様々な展示品を眺めながら説明を聞く。熟成期間の異なるラムの香りをかぎ分けるコーナーもあったりと興味深い。(私にはそこまでの区別がつかなかったのが残念)

最後はダイニング様式の部屋で6種類のラムのテイスティング。カクテルではないので、ウイスキーのような渋みもあり、コクの深い味わい。人気の8年熟成の「RON 8 ANOS」などは店内でも売られている。これ全部飲むと、ホテルに帰れないかも。ということで本当に味わう程度にとどめておく。

6種類のテイスティング.jpeg

すべてが終わると記念のテイスティングツアー修了証書をゲットできる(あらかじめ自分の名前が印字されている)

テイスティングツアー修了書.JPG

プエルトリコ旅行はこのバカルディ工場に行くだけでも十分価値のあるものだが、その他にもオールドサンファンの先端にそびえる要塞の散策などはお勧めだ。私は2回目の訪問だったが、それでも改めて要塞から見下ろす空と海と陸地の展望は圧巻だ。

PR要塞の外観と空.jpeg

南国の香りとスペイン、ギリシャをミックスしたような景色が続く。家々のパテオから聞こえる家族の声。
一日中日向ぼっこをしているそこかしこの猫

PR猫がいっぱい.jpeg

PRプエルトリコ風置物.jpeg

観光客向けの土産物店にフルーツマーケット。憩いの広場で食べるシャーベットは最高の味だ。

PR 土産物店ブースが並ぶ.jpeg

PR 土産物アクセサリーなど.jpeg

PR 憩いの広場.jpeg

連日クルーズ船からの観光客も到着し、島は1年を通して賑わいを見せる。

PR クルーズ停泊.jpeg

PR OLD SANJUAN 風景.jpeg

もちろん、常に災害の危機に見舞われる心配もあるが、それでもラテン系の人々は明るい。
皆、節度をまとってその日をしっかり生きている印象を受けた。

PR カラフルな家々.jpeg

社会を引退したらプエルトリコに隠居も悪くない? しかしスペイン語をもうちょっと勉強したほうがよさそうだ。

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      ニューヨーク特派員
      青木 多佳子
      大好きなヨーロッパに住むはずが、うっかり(!)オハイオの大学院へ入学。気がつけば17年もの米国暮らし。現在はトラベルコーディネーター兼ライターとしてNYを徘徊中。根っからの旅人間で、訪問した国は45ヵ国。米国も西のシアトルから北のバーハーバー、南はキーウエストと、森林、砂漠、海辺、渓谷、ひなびた街を歩きまわる。マリンスポーツをかねてカリブ海の島々にも出没中。旅の基本スタイルは自由気ままな「おひとり様」+α(?)。ご連絡はこちらまで。 DISQUS ID @takakoaoki

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