NYの陶器市に行ってきました

公開日 : 2018年01月30日
最終更新 :
筆者 : Miko

皆さんこんにちは!NY特派員のMikoと申します。今日は先日友人と訪れた陶器市のレポートです。陶器市といってもまるで美術館に展示されているような17世紀のアンティークなお皿から、最近売れっ子の陶芸作家さんの作品まで様々な物が展示されていました。

会場となったのはアッパーイーストにあるBohemian National Hallです。

住所:321 E 73rd St, New York, NY 10021

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4階と5階が展示会場になっていて、沢山のギャラリーが出展していました。4階の会場に入ってすぐの所に沢山の人が集まっていました。何とも言えない美しいこっくりとした色に、シンプルなフォルムの作品、こちらは日本人の陶芸作家さんの作品です。

現在ニューハンプシャーにスタジオを構え、陶芸づくりをされているHideaki Miyamuraさんです。HPはこちら→http://miyamurastudio.com/ceramics/

彼の作品は美術館に置いてありそうな重厚感のある大変美しい陶芸です。

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来場者から沢山質問をされていましたが(笑) 一つ一つに丁寧に答えていらっしゃるみやむらさん。恥ずかしながら私は陶芸のことは何もわからないのですが、目が肥えたニューヨーカー達の注目の的になるようなすごい作品だということはひしひしと伝わってきました!

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こちらはイスラエルから出展されている作家さん、Martha Riegerさんです。黒と金色のコントラストが大変美しい作品を出展されていました。彼女の作品、なんだかちょっと和の匂いがするな~と思い話しかけてみると、実は彼女日本にも度々訪れているようで、岐阜県美濃市で開催された国際陶磁器コンペティションにも出展し、陶芸部門・審査員特別賞を受賞されている方でした。

彼女のHPはこちらです→http://www.martharieger.com/

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現在イスラエルの砂漠に大きな作品を展示しているそうですが、実はこの作品も日本の「絞り染め」にインスパイアされたものだとか。日本の伝統技術がこんな風に現代の作家さんに影響を与えているなんて、素晴らしいことですね!

実は今回会場を見ていると、日本伝統の「金継ぎ」という技術がかなり浸透していることに驚きました。こちらの作家さん、Michael Wainwrightさんは、金継ぎを前面に押し出した作品を展示されていました。HPはこちら→http://www.michaelwainwright.com/

金継ぎは欠けたり割れてしまった陶磁器を漆によって接着し、金粉などで装飾して仕上げる修復技術なのですが、その独特の風合いが受け、別に割れていなくても『アート』として金継ぎが利用されているようです。

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そして最後にご紹介したいのはこの方、Mariko Swisherさんです。ひと際異彩を放つ彼女の作品はオリエンタルなデザインに美しい色とそのフォルムが特徴的な作品です。HPはこちらです⇒http://www.marikoswisher.com/

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私の写真ではその作品の素晴らしさが伝わりにくいので、HPから作品をご覧になってください。

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今回一緒に行った友人は画家なのですが、彼女が大ファンの作家さんの作品も展示されていて彼女は大興奮でした。ニューヨークではアートの展示会が沢山開催されていて、中にはわざわざ「Affordable」=お手頃価格の展示会というタイトルで開催されていることもあります。

皆さんもニューヨークの観光ついでに気に入ったアートを持ち帰る、というのも良いのではないでしょうか?

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ニューヨークで初めて訪れた陶器市は私のイメージとかなり違っていましたが、とっても楽しいものでした♥

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