2020年夏のNYCイベント開催について【ニューヨークの新型コロナウイルス事情】

公開日 : 2020年04月23日
最終更新 :

2020年夏のNYCイベントについて

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ワシントンスクエアの噴水で遊ぶ子供たち [Photos by Hideyuki Tatebayashi] Do not use images without permission.

ニューヨークの夏は日照時間が長く、朝5時半頃から夜8時半頃まで明るいので、とてもおトクな感じ。初めてニューヨークに旅行に訪れるなら、夏をおすすめします。パワーにあふれ、無料のイベントも多く、独立記念日の花火やビッグセールも楽しみです。

ただし2020年の今年の夏は、どの国もそうですが、残念ながら旅行はまだ難しそうですね。

2020年6月のイベントはすべて中止

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例年6月に行われるプライドパレード [Photos by Hideyuki Tatebayashi] Do not use images without permission.

2020年4月20日デブラシオNY市長の会見によりますと、パレードやコンサートを含め6月のイベントはすべて中止。

感染拡大防止のため、6月末までの不要不急のイベント(パレード・コンサートといった人が集まるもの)はすべて中止となります。ニューヨークで人気がある6月第2日曜日のプエルトリカンパレード(プエルトリコ出身者のお祭り)、6月第3土曜日のマーメイドパレード(ブルックリンConey Island)、6月最終日曜日のLGBTQプライドパレード(旧称ゲイパレード)など。ニューヨークは5月15日まで外出禁止令が出ていますので、6月はまだ社会の再開についても、詳細は未定というところです。

NY市長は状況が回復したら、救急隊員(First Responder)や医療関係者への感謝をこめて、紙吹雪が舞うパレード(Ticker Tape Parade)を開催したいとしています。

プエルトリカンパレード詳細後日決定

マーメイドパレード中止 The 38th Annual Mermaid Parade scheduled for Saturday, June 20, 2020, 1pm, has been canceled! We hope to reschedule sometime this Summer. Stay tuned.

プライドパレード中止 HERITAGE OF PRIDE ANNOUNCES CANCELLATION OF NYC PRIDE 2020 IN-PERSON EVENTS

2020年独立記念日(7月4日)の花火は開催予定

6月のパレードはすべて中止ですが、2020年4月22日のNY市長会見によると、独立記念日(7月4日)の花火は開催予定。いつものように、すし詰めになって眺めるのではなく、違った鑑賞の仕方になるのでしょうが、夏の最大の楽しみは開催される方向です。

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夏のセントラルパーク [Photos by Hideyuki Tatebayashi] Do not use images without permission.

全米で84万2624名、アメリカは世界一の感染者数。

NY時間2020年4月23日午前 3:31:24 時点の、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、世界の感染者数は263万778名。アメリカの新型コロナウイルス感染者数は84万2624名で、世界最多の感染国。アメリカはダントツの1位で、2位のスペインの4倍以上の感染者数。5位のドイツは感染者数は増えていますが、致死率は目立って低く、回復率が抜きん出ています。どういった治療をしているのか、他国も学ぶ必要がありそうです。以下6位英国、7位トルコ、8位イラン、9位中国、10位ロシア。

日本の感染者数は現在1万1950名、死亡者数は299名、回復者数は1424名となっています。

【新型コロナウイルス感染国ワースト5】2020年4月23日

世界の感染者数 2,630,778名

1.アメリカ 842,624名(死亡46,785名)(回復76,614名)

2.スペイン 208,389名(死亡21,717名)(回復85,915名)

3.イタリア 187,327名(死亡25,085名)(回復54,543名)

4.フランス 157,135名(死亡21,373名)(回復41,331名)

5.ドイツ  150,648名(死亡5,315名)(回復103,300名)

日本 11,950名 (死亡 299名) (回復1424名)

■参照記事

Johns Hopkins University. NY時間2020年4月23日午前 3:31:24 時点のデータによる

2020年4月22日現在 ニューヨーク州感染者数25万1690名

2020年4月22日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は25万7216名。死亡者数は1万5302名。ニューヨークは世界の感染の震源地となり、アメリカは感染国ワーストワン(恐怖)。

ニューヨークシティで、感染者数が多い順番は、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランド。いずれも人口密集地であることから、感染者数が連日増加しています。私の住むクイーンズ区は、人種のるつぼニューヨークシティの中でも、特に多様な人種が集まるエリアで、感染率はNYCの中で約30%とトップ。しかもエルムハースト病院(Elmhurst Hospital,Queens,NYC)の医療現場の惨さが世界中に伝わっています。いわば、世界一の感染拡大地域で、私はまだ生き延びています(泣)。マンハッタン区の感染者数が少ないのは、お金持ちはすでに、セカンドハウスを持つほかの州や、他国へ移動済みだからです。( )内は前日の数。

クイーンズ区: 43,713名(42,822名)

ブルックリン区:38,481名(37,694名)

ブロンクス区: 30,868名(29,989名)

マンハッタン区:19,025名(18,699名)

スタテン島区: 10,345名(10,121名)

詳細につきましては、在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報で確認することができます。

4月22日現在、当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。( )内は前日の数

○ニューヨーク州:感染者数 257,216名(251,690名),死者数 15,302名(14,828名)

・感染者数内訳(主なエリア)

ニューヨーク市:感染者数  142,432名(139,325名),死者数 10,614名(10,301名)

NY市の内訳

クイーンズ区: 43,713名(42,822名)

ブルックリン区:38,481名(37,694名)

ブロンクス区: 30,868名(29,989名)

マンハッタン区:19,025名(18,699名)

スタテン島区: 10,345名(10,121名)

ナッソー郡: 31,555名(31,079名),死者数  1,764名(1,717名)

サフォーク郡:28,854名(28,154名),死者数    959名(  918名)

ウエストチェスター郡:25,276名(24,656名),死者数    932名(  904名)

ロックランド郡:   9,699名( 9,568名),死者数    309名(  297名)

○ニュージャージー州:感染者数 95,865名(92,387名),死者数 5,063名(4,753名)

○ペンシルベニア州: 感染者数 35,684名(34,528名),死者数 1,622名(1,564名)

○デラウェア州:感染者数  3,200名( 2,931名),死者数    89名(   82名)

○ウエストバージニア州:感染者数  939名(   914名),死者数    26名( 26名)

○コネチカット州フェアフィールド郡:感染者数 9,883名( 8,472名),死者数 584名( 544名)

○プエルトリコ:感染者数 1,252名(  1,252名), 死者数   63名(   63名)

○バージン諸島:感染者数   54名(     54名), 死者数    3名(    3名)

■ 在ニューヨーク日本国総領事館

299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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