4/17追記 4月19日よりNY-日本の直行便は週1本に【ニューヨークの新型コロナウイルス事情】

公開日 : 2020年04月14日
最終更新 :

全米で58万2468名、アメリカは世界一の感染者数。

NY時間2020年4月14日午前 1:20:45 時点の、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、アメリカの新型コロナウイルス感染者数は58万2468名で、世界最多の感染国。アメリカはダントツの1位で、2位のスペインの3.4倍以上の感染者数です。5位のドイツは感染者数は増えていますが、致死率は目立って低く約2.4%で、回復率が高いのが目立ちます。どういった治療をしているのか、他国も学ぶ必要がありそうです。6位は英国、7位が中国。

日本の感染者数は現在7645名、死亡者数は143名、回復者数は799名となっています。

【新型コロナウイルス感染国ワースト5】2020年4月14日

1.アメリカ 582,468名(死亡23,621名)(回復44,278名)

2.スペイン 170,099名(死亡17,756名)(回復64,727名)

3.イタリア 159,516名(死亡20,465名)(回復35,435名)

4.フランス 137,877名(死亡14,986名)(回復28,001名)

5.ドイツ 130,072名(死亡3,194名)(回復64,300名) 

日本 7,645名 (死亡 143名) (回復799名)

■参照記事

Johns Hopkins University. NY時間2020年4月14日午前 1:20:45時点のデータによる

2020年4月13日現在ニューヨーク州感染者数19万5031名

2020年4月13日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は19万5031名。死亡者数は1万56名。ニューヨークは世界の感染の震源地となり、アメリカは感染国ワーストワン(恐怖)。

ニューヨークシティで、感染者数が多い順番は、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランド。いずれも人口密集地であることから、感染者数が連日増加しています。私の住むクイーンズ区は、人種のるつぼニューヨークシティの中でも、特に多様な人種が集まるエリアで、感染率はNYCの中で約32%とトップ。しかもエルムハースト病院(Elmhurst Hospital,Queens,NYC)の医療現場の惨さが世界中に伝わっています。いわば、世界一の感染拡大地域で、私はまだ生き延びています(泣)。( )内は前日の数。

クイーンズ区: 33,985名( 32,835名)

ブルックリン区:28,404名( 27,471名)

ブロンクス区: 22,205名( 21,441名)

マンハッタン区:14,501名( 14,145名)

スタテン島区:  7,668名(  7,316名)

詳細につきましては、在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報で確認することができます。

4月13日現在、当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。( )内は前日の数

○ニューヨーク州:感染者数  195,031名(188,694名),死者数 10,056名(9,385名)

・感染者数内訳(主なエリア)

ニューヨーク市:感染者数   106,763名(103,208名),死者数  7,154名(6,717名)

NY市の内訳

クイーンズ区: 33,985名( 32,835名)

ブルックリン区:28,404名( 27,471名)

マンハッタン区:14,501名( 14,145名)

ブロンクス区: 22,205名( 21,441名)

スタテン島区:  7,668名(  7,316名)

ウエストチェスター郡:19,786名( 19,313名),死者数    610名(  562名)

ナッソー郡:24,358名( 23,553名),死者数  1,109名(1,030名)

サフォーク郡:21,643名( 20,816名),死者数    580名(  529名)

ロックランド郡:7,965名(  7,721名),死者数    182名(  166名)

○ニュージャージー州:感染者数  64,584名( 61,850名),死者数 2,443名(2,443名)

○ペンシルベニア州: 感染者数  24,199名( 22,833名),死者数   524名(  507名)

○デラウェア州:   感染者数   1,761名(  1,625名),死者数    41名(   35名)

○ウエストバージニア州:感染者数    633名(    593名),死者数     9名(    6名)

○コネチカット州フェアフィールド郡: 感染者数  6,004名(5,534名),死者数  262名(248名)

○プエルトリコ:   感染者数     903名(    897名),死者数    45名(   44名)

○バージン諸島:   感染者数      51名(     51名),死者数     1名(    1名)

■ 在ニューヨーク日本国総領事館

299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171

ニューヨーク市の感染に対するガードは、ますます厳重に

mms_img6459680399287831118.jpg
mms_img2714080290621933450.jpg

2020年4月14日 グランドセントラル内の郵便局 (C) Hiroko

マンハッタン グランドセントラルターミナル内にある郵便局。感染を防ぐため、窓口はすべてシートで覆われています。ニューヨークに住んでいるものであっても衝撃の光景。悲しいながらも、ニューヨーク市は本当に汚染されている地域なのだと再認識します。

たまにスーパーマーケットに行くと、どんどん感染のガードが固くなっています。レジ付近には、social distancingng(ソーシャル・ディスタンシング)のための、1.8m間隔のラインを明示。買い物客は私を含め、帽子かフードをかぶり、マスクかバンダナで口元を覆い、目元はメガネあるいはサングラス、手には使い捨てのビニール手袋をはめています。これが2ヵ月前だったら、警察に通報されそうなスタイルですが、現在のニューヨークでは、外出時のスタンダードなスタイル。

ニューヨーク市では、エッセンシャル・ビジネス(生命線に関わる、必要不可欠な業種)で働く労働者を守るため、4月13日(月)よりフェイスカバーの着用を義務づけ、フェイスカバーがない人には市が提供するそうです。なぜなら、多くの警察官や救急隊員、消防士、医療関係者、地下鉄やバスの交通機関に関わる人、スーパーマーケットのキャッシャーが新型コロナウイルス感染により亡くなっているからです。ニューヨーク市の死者数は7154名(2020年4月13日現在)で、アメリカ最大の惨事と言われた911(アメリカ同時多発テロ)の死者数2753名(NY GOVによる)の約2.6倍。アメリカ全体死者数は2万3621名(2020年4月14日 1:20:45 時点)で、911(アメリカ同時多発テロ)の死者数の約10倍になります。

2020年4月19日以降ニューヨークから日本への直行便は1本のみ

NYtoJapam.jpg

ニューヨークから日本への直行便(C)在ニューヨーク日本国総領事館

ニューヨークが世界一の感染国アメリカの震源地でもあり、多くの日本人が帰国しました。子供を含む家族への感染の不安、経済が回復するまで時間がかかるであろうこと、他国での非常事態の不安。日本の家族から帰国を促された日本人がほとんどのようです。家族が日本にいる方やアメリカ永住を考えていない方は、今は日本へ帰国される選択肢もあるかもしれません。

2020年4月19日(日)より、ニューヨークから日本への直行便は原則としてANAの週1便のみ(4月17日追記。4月15日に改めて発表があり、週に2便から1便へ。)。今後しばらく日本への直行便は、1本しかありません。日本への帰国を考えられている方は、ご注意ください。

日本へ帰国後は、ウイルス検査(質問票の記入、体温の測定、症状の確認など)および2週間の隔離期間(自宅や自身で確保された宿泊施設等)、自宅等への移動は公共交通機関(鉄道、バス、タクシー、航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件になります。

詳しくは、下記にてご確認ください。

日本における新型コロナウイルスに関する水際対策強化(新たな措置) 2020年04月01日(2020年4月14日現在有効) 外務省 海外安全ホームページ

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。