NYCでマスクの無料配布と広告ビデオの募集【ニューヨークの新型コロナウイルス事情】
マスクと手袋をしてない人は入店お断り
ニューヨークでは、外出の際にマスク着用は必須となっています。また、スーパマーケットや小売店では、「マスクと手袋をしてない人は入店お断り」と掲示しているところがほとんど。地下鉄、バスなど公共交通機関もマスク着用が求められます。必ずしもマスクでなくてもよく、バンダナやスカーフで鼻と口を覆えばいいのです。2020年4月2日にデブラシオNY市長から、下記のような「マスク着用」のお達しが出ました。
Face Coverings（外出時に鼻と口を覆うこと）について
ニューヨーク市では、新型コロナウイルスに感染していても自覚症状のない人が感染を広げている可能性があるとして、健康な人であっても外出時には紙や布で鼻と口を覆い、他者とは一定の距離（約2ｍ）を保つこと。鼻と口を覆うものは、マスクに限らずスカーフやバンダナ、紙でもよく、洗えるものは毎日洗濯をして、乾いたものを使用する。医療関係者が使用する医療用マスクについては、医療資材が不足しているため、一般人は使用を控えて欲しい。
Face Coverings: Frequently Asked Questions-NYC Health NY市長
NYCマスクの無料配布場所と配布時間
全世界で大流行中の新型コロナウイルスのため、マスクはどこでも不足しています。ドラッグストアや薬局にもなく、オンラインでオーダーしましたが、入荷は1ヵ月半先予定（タメ息）。仕方なく、手持ちの不織布のマスクを洗って使っていますが、毎日使うには厳しい状況になってきました。残りは数枚しかありません。そんなときに、ニューヨーク市でマスクの無料配布のうれしいニュースが。すでに先週末、セントラルパークなどで配布しましたが、無料配布のマスクを求める人で大行列でした。
この無料配布が、マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランドの各地で行われています。自分の近所あるいはアクセスのいい配布場所を、マップで探すことも、郵便番号で探すこともできます。ニューヨーク市にお住いの方は、お役立てください。
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ニューヨーク市マスクの無料配布場所と配布時間（2020年5月12日まで）
無料マスク配布と配布時間（クイーンズ地区例）
●Lost Battalion Hall
Recreation Center
Queens, NY
Face covering distribution dates:
Tuesday, May 12, 2PM-4PM
●Travers Park
78th Street and 34th Avenue
Queens, NY
Face covering distribution dates:
Tuesday, May 12, 10AM-12PM
●Flushing Meadows
Corona Golf Playground
Queens, NY
Face covering distribution dates:
Saturday, May 9, 2PM-4PM
ニューヨーク市マスクの無料配布場所（5月12日まで）
NY州ではマスク着用の広告ビデオを募集中
2020年5月5日クオモNY州知事の会見で、マスク着用の重要性を周知するためのコンテストを実施が発表されました。マスクを着用することの重要性を説明した30秒の動画を募集しています。アーティストのあなたは、有名になるチャンスかもしれませんよ。トライしてみましょう。
マスク着用の広告ビデオを募集中
【募集内容】人々が公の場でマスクを着用する重要性を説明。マスクが口と鼻に正しく装着されていることを示すこと。
【長さ】動画の長さは30秒未満
【締切日】2020年5月30日までに提出。
マスクを長持ちさせるために
マスクを長持ちさせるために、私は紙や不織布のマスクの上に、木綿生地のマスクを使用しています。1枚しか購入していなかったので、洗って使いまわしていたのですが、やはり洗い替えが欲しいなあと新作を購入いたしました。届いた新作がコレ！
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卒倒しそうにかわいすぎる。（C）Sara Aoyama Do not use images without permission.
ワンコな性格の主人用に購入。（C）Sara Aoyama Do not use images without permission.
かわいい上、おいしそうすぎるかき氷マスク。食い意地の張った私用。（C）Sara Aoyama Do not use images without permission.
キッズ用のマスクもあります！
即行で売り切れ必須のキッズ用のアンパンマン・マスク (C)Hiroko Do not use images without permission.
キッズ用のアンパンマン・マスク。大人なのに、目が釘付けのかわいさ。ニューヨークでは現在子供の間に、「川崎病」に似た症状の疾病が発症しています。完全に防げる訳ではありませんが、子供を少しでも新型コロナウイルスやほか疾病から守るために、マスクを着用させましょう。マスク嫌いの子供もこんなにかわいいマスクなら、つけてくれるでしょう。
人気のあった、マスク記事第1弾、第2弾、第3弾記事はこちら。
↓
第1弾
第2弾
第3弾
今や、世界的な必須アイテムのマスク。着用するなら、オシャレで気分が上がるマスクを。ひとりでハンドメイドされていますので、お待ちいただく場合がありますが、どうぞご了承ください。また医療用マスクではないので、ご承知の上ご購入ください。私は紙製のマスクの上につけて、愛用しています。
希望者はこちらまで。1枚＄10（アメリカ国内のみ 送料別）です。年内は着用必須と思われますので、多めに揃えておいたほうが安心かもしれませんよ。
全米で122万8609名、アメリカは世界一の感染者数。
NY時間2020年5月7日午前 3:32:27 時点の、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、世界の感染者数は3,754,650名。アメリカの新型コロナウイルス感染者数は122万8609名で、世界最多の感染国。アメリカはダントツの1位で、2位のスペインの約5.5倍の感染者数。3位イタリア、4位英国、5位フランス、6位ドイツ、7位ロシア、8位トルコ、9位ブラジル、10位イラン。国が大きいロシアやブラジルがワーストの順位を上げてきています。
日本の感染者数は現在1万5253名、死亡者数は556名、回復者数は4496名（前日データの更新なし）となっています。日本はニューヨークのように、爆発的には増えていません。
【新型コロナウイルス感染国ワースト5】2020年5月7日
世界の感染者数 3,754,650名
1.アメリカ 1,228,609名（死亡73,431名）（回復189,791名）
2.スペイン 220,325名（死亡25,857名）（回復126,002名）
3.イタリア 214,457名（死亡29,684名）（回復93,245名）
4.英 国 202,359名（死亡30,150名）（回復934名）
5.フランス 174,224名（死亡25,812名）（回復54,081名）
日本 15,253名 （死亡 556名） （回復4496名）
■参照記事
Johns Hopkins University. NY時間2020年5月7日午前 3:32:27 時点のデータによる
2020年5月6日現在 ニューヨーク州感染者数32万3978名
2020年5月6日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は32万3978名。死亡者数は2万597名。ニューヨークは世界の感染の震源地となり、アメリカは感染国ワーストワン（恐怖）。
ニューヨークシティで、感染者数が多い順番は、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランド。いずれも人口密集地であることから、感染者数が連日増加しています。私の住むクイーンズ区は、人種のるつぼニューヨークシティの中でも、特に多様な人種が集まるエリア。5万4000人を超え、感染率はNYCの中で約31％とトップ。しかもエルムハースト病院（Elmhurst Hospital,Queens,NYC）の医療現場の惨さが世界中に伝わっています。いわば、世界一の感染拡大地域で、私はまだ生き延びています（泣）。マンハッタン区の感染者数が少ないのは、お金持ちはすでに、セカンドハウスを持つほかの州や、他国へ移動済みだからです。（ ）内は前日の数。
クイーンズ区：５４，８８０名（ ５４，４４８名）
ブルックリン区：４７，９７４名（ ４７，５７９名）
ブロンクス区：３９，８３９名（ ３９，４７６名）
マンハッタン区：２３，２５７名（ ２３，０５４名）
スタテン島区：１２，４０１名（ １２，３１７名）
詳細につきましては、在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報で確認することができます。
5月6日現在、当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。（ ）内は前日の数
○ニューヨーク州：感染者数 ３２３，９７８名（３２１，１９２名），死者数 ２０，５９７名（１９，６４５名）※州HP上の数値であり，大幅に増加した理由は不明。
・感染者数内訳（主なエリア）
ニューヨーク市：感染者数 １７８，３５１名（１７６，８７４名），死者数 １３，６３４名（１３，３３６名）
NY市の内訳
クイーンズ区：５４，８８０名（ ５４，４４８名）
ブルックリン区：４７，９７４名（ ４７，５７９名）
ブロンクス区：３９，８３９名（ ３９，４７６名）
マンハッタン区：２３，２５７名（ ２３，０５４名）
スタテン島区：１２，４０１名（ １２，３１７名）
ナッソー郡：３７，３５０名（ ３７，１５２名），死者数 ２，３２５名（２，２５０名）
サフォーク郡：３５，５４３名（ ３５，２７５名），死者数 １，５７４名（１，３４７名）
ウエストチェスター郡：３０，４２６名（ ３０，２４０名），死者数 １，２８５名（１，２３６名）
ロックランド郡：１２，２０４名（ １２，１４４名），死者数 ４００名（ ３８３名）
○ニュージャージー州：感染者数 １３１，８９０名（１３０，５９３名），死者数 ８，５４９名（８，２４４名）
○ペンシルベニア州：感染者数 ５１，８４５名（ ５０，９５７名），死者数 ３，１０６名（３，０１２名）
○デラウェア州：感染者数 ５，７７８名（ ５，３７１名），死者数 １９３名（ １８７名）
○ウエストバージニア州：感染者数 １，２７６名（ １，２３８名），死者数 ５１名（ ５０名）
○コネチカット州フェアフィールド郡：感染者数 １２，４５５名（１２，３６０名），死者数 ９５２名（９３５名）
○プエルトリコ：感染者数 １，９６８名（ １，９２４名），死者数 ９９名（ ９９名）
○バージン諸島：感染者数 ６６名（ ６６名），死者数 ４名（ ４名）
■ 在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
筆者
アメリカ・ニューヨーク特派員
青山 沙羅
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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