COVID-19 世界の感染者数は800万人、死亡者数は43万人を超した【ニューヨークの新型コロナウイルス事情】

公開日 : 2020年06月16日
最終更新 :

COVID-19 世界の感染者数は800万人を超した

2020年の今年は春を楽しむこともなく、季節は夏に移り変わりました(涙)。どこの国も経済再開が始まりだし、やっと長く暗いトンネルから出られる気分です。デモで人が集結していることもあり、友人同士が家を訪ねあったり、海へ行ったりする人もいます。でも、大丈夫なのかな?

2020年6月16日午前 4:33:10時点、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、新型コロナウイルスの感染者数は804万人、死亡者数は43万人を超しています。いまだワースト10にランクインしている国でも、全面的に経済再開が始まっています。コロナは終わったような気持ちになっていますが、毎日データを更新していると、世界で日々10万人以上が感染し、数千人が死亡しています。

ソーシャル・ディスタンスはどこへ?

ずっとクローズしていたスターバックス。先週ニューヨークシティが第1段階を再開して、店を開けたように思いますが、注文を待つこの人だかり。ソーシャル・ディスタンスはどこへ? これから、この辺をどうするのでしょうね。ニューヨークは死亡者数が最小になったこともあり、皆気が緩んでいるかもしれません。マスクをあごにしたままの人も多いです。

アリゾナ州やテキサス州は過去最多の入院数になっており、再開したレストランや店が再び閉鎖しているそうです。州知事や市長が懸念するように、感染震源地であるだけに、ニューヨークシティは二の舞を踏まないようにと願っています。デモでの感染は報告されていませんが、まったく影響がないとは思えません。

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Photo by Sara Aoyama

ニューヨークシティ主催 偏見や憎悪犯罪の報告に関するイベント

ニューヨークシティ主催で、偏見や憎悪犯罪の報告に関するオンラインイベントが開催されるようです。クオモ州知事やデブラシオ市長が言っていた警察の改革の第1段階になるのかもしれませんね。私も参加してみようかなと思っています。

【NY市主催偏見や憎悪犯罪の報告に関するイベントの開催】

NY市では,新型コロナウイルスに関連した偏見や憎悪犯罪の増加を踏まえて,市民に対してこのような行為に関する報告を求めています。

今般,このような報告に対応している市当局から各種情報を提供するための日本人・日系人コミュニティー向けのイベントが6月18日(木)に以下のとおりオンラインで開催されることになりましたのでお知らせします。

日時:6月18日(木)  15:00〜16:30

イベントのリンク: https://bit.ly/JapaneseTownHall

ダイヤルイン番号: 646−992−2010

ミーティングID: 717022672

通訳者またはその他手配が必要な場合は以下のメールまでご連絡ください。

全米で211万4026名、アメリカは世界一の感染者数。

NY時間2020年6月16日午前 4:33:10 時点の、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、世界の感染者数は804万4839名。アメリカの新型コロナウイルス感染者数は211万4026名で、世界最多の感染国。アメリカはダントツの1位で、2位のブラジルの約2.4倍の感染者数。3位ロシア、4位インド、5位英国、6位スペイン、7位イタリア、8位ペルー、9位フランス、10位イラン。アメリカ、ブラジル、ロシアがワースト3を占めています。ロシアは死亡数が少なく回復数が多いのに対し、英国は死亡数が多く回復数が少ない、逆のデータが出ています。また、インド、ペルーの感染者数が増えています。

【新型コロナウイルス感染国ワースト5】2020年6月16日

世界の感染者数 8,044,839名(死亡437,137名)(回復3,883,390名)

1.アメリカ 2,114,026名(死亡116,127名)(回復576,334名)

2.ブラジル 888,271名(死亡43,959名)(回復477,709名)

3.ロシア 544,725名(死亡7,274名)(回復293,780名)

4.インド 343,091名(死亡9,900名)(回復180,013名)

5.英国 298,315名(死亡41,821名)(回復1,284名)

■参照データ

Johns Hopkins University. NY時間2020年6月16日午前 4:33:10 時点のデータによる

2020年6月15日現在 ニューヨーク州感染者数38万3944名

2020年6月15日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は38万3944名。死亡者数は2万4579名。ニューヨークは世界の感染の震源地となり、アメリカは感染国ワーストワン(恐怖)。

ニューヨークシティで、感染者数が多い順番は、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランド。いずれも人口密集地であることから、感染者数が連日増加しています。私の住むクイーンズ区は、人種のるつぼニューヨークシティの中でも、特に多様な人種が集まるエリア。6万3000人を超え、感染率はNYCの中で約30%とトップ。しかもエルムハースト病院(Elmhurst Hospital,Queens,NYC)の医療現場の惨さが世界中に伝わっています。いわば、世界一の感染拡大地域で、私はまだ生き延びています(泣)。マンハッタン区の感染者数が少ないのは、お金持ちはすでに、セカンドハウスを持つほかの州や、他国へ移動済みだからです。( )内は前日の数。

クイーンズ区:63,932名(63,822名)

ブルックリン区:58,177名(58,059名)

ブロンクス区:6,645名(46,567名)

マンハッタン区:27,627名(27,573名)

スタテン島区:13,878名(13,857名)

詳細につきましては、在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報で確認することができます。

6月15日現在、当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。( )内は前日の数

○ニューヨーク州:感染者数 383,944名(383,324名),死者数 24,579名(24,551名)

感染者数内訳(主なエリア)

ニューヨーク市:感染者数 210,259名(209,878名),死者数 15,534名(15,524名)

NY市の内訳

クイーンズ区:63,932名(63,822名)

ブルックリン区:58,177名(58,059名)

ブロンクス区:6,645名(46,567名)

マンハッタン区:27,627名(27,573名)

スタテン島区:13,878名(13,857名)

ナッソー郡:41,240名(41,204名),死者数 2,672名(2,670名)

サフォーク郡:40,692名(40,659名),死者数 2,004名(1,997名)

ウエストチェスター郡:34,327名(34,290名),死者数 1,535名(1,535名)

ロックランド郡:13,441名(13,423名),死者数 466名(466名)

○ニュージャージー州:感染者数 167,103名(166,881名),死者数 12,676名(12,625名)

○ペンシルベニア州:感染者数 79,121名(78,798名),死者数 6,243名(6,215名)

○デラウェア州:感染者数 10,340名(10,264名),死者数 423名(422名)

○ウエストバージニア州:感染者数 2,298名(2,289名),死者数 88名(88名)

○コネチカット州フェアフィールド郡:感染者数 16,338名(16,306名),死者数 1,347名(1,346名)

○プエルトリコ:感染者数 5,890名(5,811名),死者数 147名(147名)

■ 在ニューヨーク日本国総領事館

299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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