ニューヨーク タイムズスクエアは2020年7月現在どうなっている?

公開日 : 2020年07月21日
最終更新 :

ニューヨーク市は2020年7月20日(月)第4段階を再開した

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ニューヨークは2020年7月20日(月)に第4段階が再開されました。再開はほんの少しずつであり、あまり大きな変化は感じられませんね。7月19日時点のニューヨーク州の陽性率は1.05%、新規感染者数は519人、入院者総数は716人、死者数は8人と引き続き低水準としています。ただし日本が新規感染者が急増していると騒ぎになっている数の2倍です。

第4段階経済再開は下記になります。

第4段階(2020年7月20日開始)

●動物園や植物園は、最大収容人数の3分の1を上限として来場者の入園が可能。

●リバティー島へのフェリーが再開(自由の女神には入場不可。エリス島も引き続き閉鎖)。

●エンパイアステートビルディングは入場制限の上、再開。

●アウトドアアートおよびエンターテインメント、メディアプロダクション、プロスポーツの再開(観客なし)または拡張が含まれます。

●レストランなど飲食店の店内飲食は、引き続き禁止。アルコールはテラス席に着席し、食事をオーダーした場合のみ可能。

●学校、大学、屋内芸術、エンターテインメント、ショッピングモールの再開日は未決定。

観光客で混み合っていたタイムズスクエアは

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ニューヨーク市といえば、ほとんどの人が思い浮かべるタイムズスクエア。3〜4月はゴーストタウンのようだった町なかに人の姿は増えましたが、当然ながら観光客はまだいません。ミュージカル公演やコンサートなどのエンターテイメントは年内は行われず、2020年末の華やかなホリデーデコレーションやカウントダウンは、期待できない気がしますね。アートと観光の町ニューヨークは厳しい状態です。

タイムズスクエアにいるのは、近辺で働いている人と様子を見に来たニューヨーカーのように見えます。人同士がくっつかないよう、ほとんどのテーブルや椅子は片づけられています。

観光再開は来年以降か

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ニューヨーク市のウイルス感染率が減ったとはいえ、まだ非常事態にあることは変わりありません。海外旅行者が行き来して(ヨーロッパから来たと言われる)、ウイルス感染を拡大したニューヨークでは、密集しやすいタイムズスクエアは警戒中。観光客がタイムズスクエアの様子を眺める赤い段は、入れないようにブロックされていました。世界で指折りの観光都市ではありますが、年内はミュージカル、コンサートは行われず、レストランの店内飲食やショッピングモールの再開も未定ですので、観光再開は来年以降になりそうです。

2020年7月半ば以降、ニューヨーク市は連日30度を超す日が続いており、7月20日は最高気温37度をマーク。マスクをするには厳しい状況ですが、皆マスク着用を守っています。

[All Photos by Hideyuki Tatebayashi] Do not use images without permission.

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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