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アメリカ/ニューヨーク3特派員ブログ 青山 沙羅 さん

アメリカ・ニューヨーク3特派員が現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年7月26日

2020年7月 ニューヨークシティのレストランは店内飲食禁止中


2020年7月 ニューヨークシティのレストランは店内飲食禁止中

ニューヨークシティのレストラン事情
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レストランやカフェでの飲食は、ニューヨークシティの魅力のひとつでした。コロナ禍以来、飲食施設の食事は持ち帰りと宅配(デリバリー)のみ。2020年6月22日の第2段階経済再開から、店外のテラス席のみ飲食可能となり、店先や車道を利用した即席テラス席が許されました。とはいっても、即席の席を用意できるのは最大限で4テーブル程度。たいがいは2テーブルほどで、地下や2階以上などの店舗は対応が難しく、ファミリーレストランのようなハコが大きいところは採算が合わず苦戦中。立地条件もあり、全レストランが対応できるわけではありません。ショッピングモールのフードコートは、まだ閉鎖中。


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ニューヨークシティは連日摂氏30度を超える日々が続いており、週末は35度や37度の気温にもなり、暑すぎて店外で食べたい気分ではないですね。そのため、頭上にパラソルや簡易の屋根を用意して、なんとかお客さまに立ち寄ってもらうよう工夫を凝らしている店もあります。


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ササッと食べられる、スライス・ピッツアの専門店なんかはいいですね。フォーマルなレストランには、厳しいと思います。食事をしている横を通行人が通るのは、落ち着かない気がしますが、どうなんでしょう。


違反のレストランに厳しい措置


アメリカの他州が再感染しているなかで、クオモNY州知事は店内飲食は禁止、営業店にはルールを遵守するよう、再三警告。感染の激震地ニューヨークの悪夢を繰り返したくないためです。レストランやバーで他者と一定の距離を取っていない事態が見受けられ、それが若者(特に21歳から30歳)の間で感染が拡大する一因となっているので、感染防止のため取り締まりを強化しています。


現在「スリーストライク制」が導入されており、ニューヨーク州の措置にレストランが従っていない場合、違反を3度繰り返したレストランは営業停止になります。陽性率を低い水準に保つために、NY州ではレストランやバーは食事を注文し、テーブル(現在は店外のテラス席)に着席した客にのみアルコール飲料を提供(2020年7月現在のルール)。立っての飲酒、飲酒のみのオーダー、店内での飲食は禁止。キッチンスタッフやサーバー(ウエイター/ウエイトレス)など全従業員はマスク(顔のカバー)着用が義務づけられています。違反の場合、酒類販売許可(リカーライセンス)の剥奪、店名・住所の公表、1万ドル(約106万円 2020年7月26日現在)以上の罰金が科されます。「スリーストライク制」のガイドラインをまとめてみました。


「スリーストライク制」のガイドライン 2020年7月現在


【利用客】
×店内利用および店内飲食不可。
×立っての飲酒不可。
×飲酒のみのオーダー不可。
●ソーシャルディスタンス(約2m)の確保
●入店時はマスク着用必須。
●テーブル(現在は店外のテラス席)に着席、食事を注文した場合、アルコール飲料のオーダーが可能。


【営業店】
×店内提供および店内接客不可。
●ソーシャルディスタンス(約2m)の確保
●キッチンスタッフやサーバー(ウエイター/ウエイトレス)など全従業員はマスク(顔のカバー)着用必須。


2020年7月21日から23日、州酒類管理局(SAL)と州警察は1100件を調査し、84件の違反を摘発。違反したニューヨークシティとロングアイランドにあるレストラン10ヵ所は、酒類販売許可(リカーライセンス)を一時的に剥奪されました。今後はニューヨーク州政府だけではなく、各地方政府による取り締まりの強化も重要となる予定。


【違反例】
●ブロンクスのバー&グリルA
店内で12人の常連客がアルコールを飲酒(現在ニューヨーク市では店内飲食は禁止)。さらに、キッチンスタッフとサーバー(ウエイター/ウエイトレス)がマスク(顔のカバー)なしで勤務、常連客が店内と正面の両方で水ギセル(フッカ)を不法に喫煙。


●マンハッタンのイタリアンレストランB
17人の常連客が店の正面で、椅子のないテーブルの周りで、立って飲酒。マスク(顔のカバー)なしで従業員が勤務、店内バーでアルコール飲料を購入する4人の常連客を発見。


●クイーンズのタパスバーC
ニューヨーク市の午後11時すぎ、店舗前に集まる20人以上の常連客。店内では音楽を鳴らし、25人以上の常連客がおり、ナイトクラブのような雰囲気。常連客はマスク(顔のカバー)なく、社会的距離を空けていない。レストランで未承認の商品(アルコール? ドラッグ? 詳細不明)を使用。


違反した店は、店名・住所を公表され、酒類販売許可(リカーライセンス)の剥奪されました。3万5000ドルの罰金を科せられた店もあるようです。3回目の違反になると営業停止となります。


■参照記事
Governor Cuomo Announces Multi-Agency Task Force Has Inspected Nearly 1,100 Bars and Restaurants for COVID-19 Violations, Leading to Dozens of Charges and Ten License Suspensions This Week
- NYC Gov 2020年7月25日
https://www.governor.ny.gov/news/governor-cuomo-announces-multi-agency-task-force-has-inspected-nearly-1100-bars-and-restaurants


新しいルールに慣れないニューヨーカー

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世界的なウイルス感染という未曾有の事態で、日常ルールがすっかり変わってしまいました。家の中では日常と同じでも、一歩外に出ると皆マスクをしており、他者との距離を取ります。オフィスは、現在も自宅勤務が主流。学校は9月の新学期に開講する予定ですが、通学は週に1、2回程度で、残りはオンライン授業の予定。安全を第一に、様子を見ながら段階的に進めていく方向のようです。


外出は可能になっても感染防止のための新しい法律ができ、「新しい日常」に慣れるまでまだ時間がかかりそうです。


[All Photos by Hideyuki Tatebayashi ] Do not use images without permission.

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カテゴリー レストラン・料理・食材 治安・渡航安全情報 生活・習慣・マナー
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  • 特派員プロフィール
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    ニューヨーク3特派員
    青山 沙羅 さん
    はじめて訪れた瞬間から、NYにひと目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、2009年ついに上陸。 旅の重要ポイントは、その土地の安くておいしいものを食すこと。 特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、「やられたら、やり返せ」。 プロ・フォトグラファーの夫とNYふたり暮らし。寄稿媒体は旅行系やファッション、恋愛、結婚相談所、ペットなど。共同著書『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日(PIE International、2020年3月)』発売中。 DISQUS ID @disqus_vpjPapDSKD

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