2020年ニューヨークのサンクスギビング 米国内空港利用者がコロナ禍(3月中旬)以降最高記録に

公開日 : 2020年11月30日
最終更新 :

2020年のサンクスギビングデーは自宅で、メイシーズのパレードを

2020年のサンクスギビングデーは、当家は主人とふたりでのんびりゆっくり。テレビでメイシーズ(デパート)のパレードを見ました。今年は寂しいものになるのではと思っていましたが、個人的には2020年のパレードは感動するものが多かったです。ニューヨークシティバレエのバレリーナによるくるみ割り人形やパティ・ラベルのクリスマスソング、デジタルを利用したコーラスツリーなど、いずれも満足のいくものでした。また、癌を公表したNBCのアンカーのアルおじさん(AL Roker)を久しぶりに見られたのもうれしくて。思えば、マット・ロウアー(Matt Lauer)のセクハラ事件から、NBCを見るのは、サンクスギビングとツリーの点灯式くらいになってしまいました。

年末に向けて、マンハッタン・ヘラルドスクエアのメイシーズにかかる"Believe"の文字は、「今年もいろいろあったけどまだ頑張ろう」と感じさせる大好きな言葉です。特に2020年は、"Believe"の文字をまだ実際に自分の目で見ていないのだと思うと、涙が出そうになりました。コロナ禍以前は、毎日マンハッタン・ヘラルドスクエアのメイシーズ近辺に通っていたからです。

サンクスギビング連休は、米国内空港利用者がコロナ禍(3月中旬)以降最高記録に

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2020年のサンクスギビングは感染拡大を防ぐため、最低限小規模の集まりで、旅行を控えることが推奨されました。

ただしアメリカ人は自粛の我慢の限度が切れたのか、運輸保安庁によると、過去1週間は毎日80万~100万人がアメリカ国内の空港を利用、利用者数は3月中旬以降で最高を記録したといわれます。

国立アレルギー感染症研究所の所長であるアンソニー・ファウチ博士は、この先数週間で新規感染が急増すると警告しています。

■参照記事

Fauci: US may see 'surge upon surge' of virus in weeks ahead ー November 29, 2020 GMT AP News

サンクスギビングのごちそうはターキー(七面鳥)だけど

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サンクスギビング・ディナーといえば、ターキー(七面鳥)ですが、当家はふたり家族ですし、ふたりともターキーは苦手。アメリカ人にはおなじみのターキーですが、日本人は苦手とする人が多いです。パサパサして、旨味にかける気がするんですよね。ターキー・ディナーには過去に数回お呼ばれしたことがありますが、正直おいしさを理解できてないのです(呼んでくださった方すみません)。

なので、当家はターキーではなく、違うものをいただきました。

クオモNY州知事から来たメール

サンクスギビング当日、クオモNY州知事からメール(メーリングリスト)がきていました。一部を意訳で抜粋します。

前代未聞の危機状況に向かい合い、ひとつの共同体となって立ち向かった、一人ひとりそしてすべてのニューヨーカーに私は感謝しています。それは、政府だけではなし得なかった、あなたたち一人ひとりが行ったことでした。

今日は、いままでと同じサンクスギビングではありません。これまでのように、最も愛する人たちと一緒に祝うことが困難になったからです。

2020年11月26日サンクスギビングデー当日にクオモNY州知事から届いたメール(メーリングリスト)より抜粋 意訳:青山沙羅

I am thankful for each and every New Yorker who stepped up as one community to meet this unprecedented crisis. It was never only about what government did -- it was about what each of you did.

Today is not a normal Thanksgiving. It is hard that we cannot celebrate as we usually do with all the ones we love most.

Governor Andrew M. Cuomo

All Photos by Sara Aoyama

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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