3つの大陸交易地、キプロスの首都ニコシアからヘレテ!

公開日 : 2017年03月30日
最終更新 :

はじめまして! ヘレテ(こんにちは)!

このたび「地球の歩き方」キプロス/ニコシア特派員ブログを担当することになりましたイェラリ彩夏です。

昨夏にニコシアに移住し、日々新たな魅力を発見しているところです。

これから現地のおすすめスポットや、旅行に役立つ情報をお届けしていきますのでよろしくお願いします!

さて、まずキプロスと言っても、日本での知名度はあまり高くないと思います。

キプロス共和国は、トルコとエジプトの間、東地中海に浮かぶキプロス島にあります。

島の大きさは東京都の4倍以上(9,250 km2)で、地中海の中で3番目に大きい島です。

海岸線、浜辺、山、先史時代の遺跡群や世界遺産から、整備されたリゾート、

ヨーロッパ随一のクラブスポットと、島のすみずみまで見所の溢れるところです。

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わたしの担当都市は、首都のニコシア。

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ニコシアは内陸にあるのでビーチはありません。

決して大きくない街ですが、ここには様々な社会的、政治的な問題が存在しています。

ニコシアという地域は、キプロス共和国だけでなくトルコ軍実行支配地域と停戦ラインが同居する、

世界的にみても不思議な場所です。

「トルコ軍実行支配地域」とは、キプロス島の北側に存在していて、

「北キプロス・トルコ共和国」という名称で呼ばれることもあります。

国際的にはトルコのみから国家承認を受けている地域です。

「停戦ライン」とは、グリーンラインと呼ばれる緩衝地帯で、

南北の分断ライン上に、島の東から西まで設置されています。

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一般道から見上げると、「北キプロス・トルコ共和国」としての旗が見えます。

金網が張り巡らされ、どこからでも自由に出入りできるわけではありません。

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人々がレストランで盛り上がる目抜き通りの先に、北側地域への入境ゲートがあります。

ちょっと複雑そうに聞こえる状況ですが、たまに国連軍の車を見かければハッとするほど、

日常生活は平和そのもの。道を歩いていると停戦ラインに突き当たったりしますが、

住民にとっては日常的な風景になりつつあると感じます。北側地域との行き来もさかんです。

また、キプロスは出稼ぎ労働者や移民者数も多く全体的に多国籍な雰囲気がありますが、

ニコシアは現地キプロス人との絶妙なバランスが保たれ「キプロスらしさ」がいちばん残る地域といえると思います。

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これから、そんなニコシアをはじめ、旅行に役立つキプロスの現地情報をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

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