深雪スキーの醍醐味を愉しむ
小寒も過ぎると、一気に寒さも深まり、大寒に向けて、昼間でも氷点下の世界が続きます。ニセコは海外からの投資の対象となり、ますます国際化が進んでいます。スキー場で外国人が90%、日本人が10%位かと思えます。東南アジアからのスキー客はスキーが初体験という人達も多く、スキースクールも外国人のインストラクターが付き、英語での指導が行われています。今シーズン、従来あった初心者用のリフト(二人乗り)が大幅に改修されて、4人乗りになり、更にリフトの長さも大延長されました。日本中の殆どのスキー場が休業・廃止や縮小に追い込まれるなかで、新たにリフトを新設したり、延長したりするところは稀です。それだけニセコのスキー場は海外からの来訪者が多いということを物語っています。
早朝8:30分にリフトのゲートがオープンするのを待ちきれないスキーヤー達が長蛇の列を作ります。他の人より一刻も早く頂上へ到着するためです。リフトを乗り継いで、最後の一人乗りリフトを降りると、今度はスキーと、遭難対策の三種の神器(ビーコン、プルーブそしてスコップ)を背負い、急な雪の斜面を徒歩で登ります。頂上からは、眼前に秀麗な羊蹄山、ニセコ連峰、更に日本海まで360度の展望を愉しむことができます。スキー場外へでの滑走は、ニセコルールに従って、スキー場外への滑走が許可されねばなりません。われ先に、斜度40度以上もある斜面を腰まで埋まりながら、またパウダースノーを雪煙を上げながら滑り下りる浮遊感は何物にも代えがたい爽快感を満喫する楽しさです。
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