落葉の季節
立冬も過ぎると羊蹄山に降った雪の裾も徐々に麓へ降りてきます。
広葉樹の葉がハラハラと風に舞い、道の上でカサカサと乾いた音を立てています。彩のない林の中では、ダケカンバの白い樹肌がひときわ目立って、雪の季節が近いことを告げています。
このころ森の中では、カラマツが穂先を黄色に染めて初冬の鈍い陽光にひときわ目立っています。
池に沈んだ落葉は、やがて朽ち果てて、次の世代へのそのバトンを渡していくのでしょう。
陽が登るにしたがって収穫の終わった畑には、大地の息吹が上がり、公園のブランコでは親子が、晩秋の柔らかな陽だまりを愉しんでいる長閑な風景が見られます。
雪虫が舞い、北風が吹くと、一気に冬の景色になり、人々は、厳しい冬を迎える覚悟を決めることになるのでしょう。その時までの穏やかなひと時です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。