小笠原諸島 アオウミガメの産卵シーズンです

公開日 : 2022年06月25日
最終更新 :

小笠原諸島は日本最大のアオウミガメの繁殖地です。

20160808 010.jpg

5月になり島の周りでザトウクジラの姿がめっきり少なくなる頃

夜の浜にアオウミガメが産卵のために上陸するシーズンに入ります。

2022年もすでにアオウミガメの産卵シーズンが始まり、砂浜にはたくさんのウミガメの足跡が残る季節になっています。

産卵はこれから8月頃まで続くので、夜の浜辺へアオウミガメを探しに出かける方もいるかもしれません。

一方で産卵のために上陸する母ガメはとても神経質になっています。

上陸前に海の中から浜の様子をしばらくうかがい、安全かどうかを確かめています。浜に人の気配があると警戒して上陸をやめてしまいます。

上陸ができない日が続くと母ガメはしかたなく卵を海に放出し、海水に触れた卵は全滅します。ウミガメにとっては大きなダメージとなり、人にとってはウミガメに出合える可能性が低くなります。

そこで、ウミガメを尊重しつつ、運よく出合うための大切なポイントを知っておきましょう!

P7130009.jpg

その1 海岸には静かに近づく

大きな音が聞こえると上陸していたカメが海に帰ってしまうかも

その2 懐中電灯は足元だけ&歩くときだけ照らす

海面や浜を照らしていると母ガメを警戒させてしまいます

その3 気長に静かに待つ

いつ上陸するかはカメ次第 波音を聴きながらのんびり待ちましょう

その4 ウミガメが上陸してきてもまだまだお静かに

上陸しても産卵場所を選ぶのに浜を何度も行ったり来たりして時間がかかることもあります

途中で人の気配を察すると海に戻ってしまいます

その5 ウロウロしているカメに遭遇してしまったら

警戒させないためにカメの視界から外れるまでジッと動かずにいましょう

大声を出したり、明るい光などで母ガメを警戒させないように気配を消して待つことがポイントです。

幸運にも産卵しているカメに出合えたら

カメの視界に入らない後方で少し離れて静か~~に見守りましょう

アオウミガメの調査・保護を行っている小笠原海洋センターでもウミガメに出合えますよ。

■小笠原海洋センター公式ウェブサイト:http://bonin-ocean.net/

IMG_1272.jpg

〈感染症対策にご協力ください〉

おがさわら丸ご乗船前のPCR検査受検や船内・島内での感染症対策を引き続きお願いします。

pcr.jpg

※PCR検査で陽性とならなかった場合でも島内での感染症対策をお願いします。

※検体をゆうパックで提出した方はゆうパック送り状が受検証の代わりです。

※クリニックなどでPCR受検をされた方は証明書が受検証の代わりです。

IMG_2552.jpg

PCR検査を受検した方はおがさわら丸乗船日に竹芝桟橋船客待合所内で緑のリストバンドが受け取れます。島滞在中に受検証(ゆうパック送り状)の代わりに使用できますのでぜひご活用ください。

ご来島の際には小笠原村新型コロナウイルス感染症対策行動指針をご確認ください。

筆者

東京・小笠原諸島特派員

たびんちゅ

元バックパッカー。小笠原諸島に移住して約20年になりました。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。