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日本国内/岡山特派員ブログ mami

日本国内・岡山特派員が現地から日本地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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こんにちは! 暑い日が続きますね。
2ヵ月間にわたり備中高松城の水攻めにまつわる地域を紹介しましたが、2021年7月31日から8月末までの土曜・日曜、祝日の期間限定で、岡山市が「備中高松城址公園」を含む、「吉備路周遊バス」を無料で運行することとなりました。このバスのおかげで公共交通機関では行きにくかった場所も訪れやすくなっています。
また、バスは新型コロナウイルス感染対策として、定員の7割程度で運行される予定です。

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バスの発着地点はJR吉備線(桃太郎線)備前一宮駅近くにある吉備津彦神社です。実はこのバスのルートはいままで紹介した場所が数多く含まれています。過去記事も振り返りながら左周りルートでご案内しますね。

古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語「備前国一之宮 吉備津神社」 〜備前一宮~
吉備津彦神社から吉備の中山を歩く「その1」 〜備前一宮~
吉備津彦神社から吉備の中山を歩く「その2」 〜備前一宮~
御陵から吉備津さまへ ~備中一宮~

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次の停車スポットは、「吉備津神社」ですが吉備の中山と呼ばれる中国自然歩道を歩けば吉備津神社まで歩くことができます。山歩きがお好きな方へのおすすめの道ですよ。

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次の停車スポットは「備中高松城址公園」です。いまは8月上旬まで蓮が見頃になっています。

高松城水攻めの舞台「備中高松城址」 ~岡山市北区高松~
清水宗治公自刃之跡に建つ「妙玄寺」とごうやぶ遺跡 ~岡山市高松地区~
秀吉の本陣へ ~岡山市高松地区~
蛙ヶ鼻堤防跡から足守川の取水口へ ~岡山市高松地区~
衝撃的な名前の「水攻め饅頭」清鏡庵  ~岡山市高松地区~

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その次の停車スポットは「最上稲荷」です。
備中高松城跡の近くには高さ27mにも及ぶ、巨大な大鳥居があります。地元では最上稲荷と呼んでいますが、正式名称は「最上稲荷山妙教寺」で、明治の神仏分離令のとき、特別に「神仏習合」の祭祀形態が許された稲荷です。
この大鳥居から北へ2キロほど行くと最上稲荷があります。

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次の停車スポットは、江戸時代の古い町並みの中にある「陣屋町足守」です。
足守は豊臣秀吉の正室ねねの兄を藩祖とする木下家によって陣屋町として栄えました。また、緒方洪庵や木下利玄などの文化人を輩出した町でもあります。
ここでの私のおすすめは洪庵茶屋の足守メロン100%のジュースです。♡
 
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次は「サンロード吉備路」で、すぐ近くには巨大前方後円墳・作山古墳があります。
サンロード吉備路は国民宿舎で宿泊はもちろん、天然温泉もあるので旅の途中に寄り、疲れをとるには最適です。また、ここから古代山城・鬼ノ城などを巡る総社市の「周遊シャトルバス」も出ているので、乗り継いで鬼ノ城へ足を運んでみるのもいいでしょう。

全国第10位の巨大古墳!「作山古墳」 ~吉備路風土記の丘~
古墳兄弟?峠古墳群  ~吉備路風土記の丘~
鬼の棲み家と伝わる謎の山城「鬼ノ城」 ~総社市~

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次は「備中国分寺・こうもり塚古墳」です。

全国第4位の規模を誇る石室をもつ「こうもり塚古墳」 ~吉備路風土記の丘~
備中国分寺五重塔のライトアップ ~吉備路風土記の丘~

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最後の停車スポットは、「造山古墳」です。まだ、記事にしていませんが全長約350m、高さ約25.5~30mの古墳です。堺市や羽曳野市にある古墳に次いで全国第4位の規模を誇る古墳で、なぜ中央政権から離れた吉備に6基もの陪塚を従えた巨大古墳があるのかはわかりませんが、墳墓へ登れる古墳としては全国最大の古墳です。
1周すると90分かかりますが、バスは各停留所で自由に乗降できるので、時刻表を見ながら計画を立ててみてください。
 


■吉備路周遊バス
・開催期間: 2021年7月31日~8月29日の土・日曜日、祝日
・開催時間: 左回り9:00~最終15:00発、右回り9:30~最終15:30発 各1時間ごとに運行
・電話番号: 086-226-1515(両備フレンズパックセンター)
・定員: 20名程度
・停留所: 吉備津彦神社(発着場)、吉備津神社 備中高松城址公園 最上稲荷
      陣屋町足守 国民宿舎サンロード吉備路 備中国分寺・こうもり塚古墳
      造山古墳
時 刻表
・アクセス: JR備前一宮駅より徒歩約5分

※1日左回り、右回りで各7便を予定
                
 


2021年7月28日

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こんにちは。今日は庚申山(標高74.2m)を紹介しましょう。
庚申山は、高松城水攻めの際、毛利方の吉川元春が本陣を構えた山です。頂上に存在感抜群の鉄塔があるのでよく目立ちます。

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庚申山の中腹に駐車場があります。山といっても山頂にはお寺があるので登山という感じではありませんね。

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石段の途中、左側にガランとした広場がありました。通夜堂の跡地だそうです。
吉川元春が陣を敷いた際、この山には積善寺という堂塔僧坊を持つ大寺院があったそうですが備中高松城水攻めの際、兵火によって焼失したと云われています。

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石段を遮るように潜り抜けるような門がありました。変わった造りです。
潜り抜けた先に見えるお堂が毘沙門天です。

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お堂を右に行くと鐘楼があり見晴らしもよくなります。

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視界を遮られるものがないので吉備の山並みが見渡せます。
山の手前に丘陵があるのがわかるでしょうか?

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望遠レンズで近寄ってみます。
これ、古墳ですよ。大きさだけでいうと全国4位の造山古墳です。
2021年1月に記事としてもアップしています。
 → 墳丘に上がれる古墳として日本最大の「造山古墳」

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さらに階段を上ります。
案内看板によると、元禄4年に新たに堂宇が建立され、大梵天王・帝釈天王・鬼子母神を奉祀して庚申信仰場として今に伝わっているようです。
お猿さんの石像がちょこちょこと目につきます。

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山頂に着きました!

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下界から庚申山のシンボルとして見えた鉄塔もありました。

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この展望が庚申山の山頂から備中高松城方面です。高松稲荷の大鳥居が目印です。
元春の陣が備中高松城から一番近かったのですが、秀吉の水攻めに遭い湖面の浮城となったあとの到着では、高松城を救援したくても動くことができませんでした。

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梵天を祀るお堂の前にもお猿さんの像がありました。赤い前掛けで見えませんが手には、邪気を払うという桃をもっています。

今回は、備中動乱のなかでの水攻めにまつわる史跡という切り口でここに来たので、ここで庚申山を下りました。
しかし! 帰ってから痛恨のミスをおかしたことに気がつきました。
うかつにも、この梵天堂の奥へは行かなかったのです!
このお寺に観光で来る方のほとんどは奥にある毘沙門天磨崖仏を見に来るのだそうです。大岩に掘られた摩崖仏は圧巻の迫力があるそうです。

またいつか、岡山の摩崖仏という切口で訪れたいと思います。(*^^*)














2021年7月22日

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こんにちは。岡山も湿度があがり、ジメジメとした梅雨らしい天気になってきました。備中高松城址の蓮もいまが見頃を迎えています。

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こちらの蓮は、沼地にお城があった時代からもともと蓮が咲いていたそうです。
その後、荒地になっていましたが、歴史公園として沼を復元したら自然に蓮が生えてきたそうです。
400年もの間、地中に眠っていた蓮が、再び地上で花を咲かせるなんてロマンティックですね。

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先月より戦国時代、中国地方の大半を占めていた毛利輝元と織田信長の配下羽柴秀吉の戦った、「高松城水攻め」を取り上げてきましたが、戦いは高松城だけでなく、毛利氏に味方する備中の豪族が守る「境目七城」という7つの城でも繰り広げられていました。
宮路山城、冠山城、備中高松城、加茂城、日幡(ひばた)城、庭瀬城、松島城の七城で、その主城が「備中高松城」です。そのうちの3つの城跡に訪れることができました。

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その「境目七城」のひとつ、日幡城跡にやってきました。足守川の堤防沿、日畑・西山地区にあるこんもりとした城跡です。もとは古墳の上に築城し、日幡氏の居城として知られています。

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いまは遺構などは見られず城址碑と祠だけがたたずんでいます。
秀吉の懐柔作戦によって、城主の寝返りをすすめるなどして一旦は落城したそうです。その後、裏切りによって落城したことを知った小早川隆景は猛攻撃をかけ、羽柴軍は城を撤退しました。



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こちらは、冠山城跡で、下足守にある標高40mの平山城です。冠山城主の正室は清水宗治の娘となります。
備中高松城攻めの前哨戦として冠山城の戦いは、一連の戦いの中でも唯一の激戦だったと伝わっています。いまも曲輪跡や竪堀などが見られるといいますが付近には道幅も狭く駐車場もなく城山に登ることは断念しました。



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岡山市庭瀬にある庭瀬城跡です。備中高松城によく似た沼地で、容易には攻められなかったといいます。秀吉の攻撃に屈せず、毛利方の退去の命令にも反して戦い、和睦の時まで在城しました。
濠堀は今でも城下を網の目のように走り、大賀ハスが咲いていました。

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この城址が残る庭瀬は、保存地区でもないのに、縦横無尽に張り巡らされた濠堀や古い商家が今も建ち並んでいます。
常夜灯や埋め立てられていた旧庭瀬港の復元は、地元の人々の記憶や文献によって、地域住民の手で甦っています。城跡だけではなく、この町自体魅力にあふれ、あらためて取材し紹介したいと思いました。











2021年7月11日
2021年7月 1日
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    岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の「おかやまっ子」です。鉄道好きの夫に連れられ県内外各地を歩くうち、カメラを手にするようになり、文章を書くことが好きなことも高じて2013年からは個人ブログ「つれづれ日記」をはじめました。地元民目線での岡山の四季折々の自然や人々の生活、そして美味しい情報をレポしていきたいと思っています。 DISQUS ID @disqus_LJ2QGvckC1

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