刀匠の技「古式鍛錬」の見学 ~瀬戸内市長船町~

公開日 : 2018年10月17日
最終更新 :
筆者 : mami
4.JPG

博物館だけではなく、実際に刀剣を制作する鍛刀場や柄巻き、鞘の塗り、刀身彫りなどの

職人さんが作業する刀剣工房もあります。

写真の場所は日本刀の刀身を作る「刀匠(とうしょう)」がお仕事される場です。

美術刀剣類の製作承認された刀匠が、作刀されています。

HPによると毎日見学されると一振りの刀が出来るまでを見られるそうですよ。

8.JPG

1時間前に到着して、前列の一番よく見える場所で始まるのを待ちます。

P6109883.JPG

日本刀の説明をして下さったあと神棚に向かい一礼し「積み沸かし」から始まります。

神棚には島根県の金屋子神社のお札がありました。

13.JPG

軽石のように気泡だらけなのに、お腹にまでずっしりとくる重さです。

P6109885.JPG

和釘やカスガイなど古い日本建築を解体した時に出てくる鉄を溶かして使う方法も教えてくださいました。

P6109905.JPG
P6109906.JPG

刀匠だけでは出来ない作業なので、二人の「向こう鎚」とともに作業を行います。玉鋼は1300度の高温になっています。炎の色で温度がわかるそうです。

P6109907.JPG

パーン! という建物中に響く鋭い爆発音とともに

美しい火花が足元まで飛んできました!迫力があります。

P6109912.JPG

この合図に従って打つことを「相槌(あいづち)を打つ」といい

「相槌を打つ」という言葉はここからきているそうです。

P6109916.JPG
P6109917.JPG
P6109921.JPG
11.JPG

だんだんと、日本刀らしくなっていきます。

「備前おさふね刀剣の里」には、他にも備前刀復興の祖といわれる

今泉俊光刀匠の偉業を伝える今泉俊光刀匠記念館や

毎月第1、第3土曜日には「工芸製作講座(小刀製作講座)」を

また、毎月1回の日曜日には「日本刀手入れ講習会」を開講する研修館もあります。

もちろん、お土産も売っていますよ。ふれあい物産館では刀剣、小刀、手入れ用品、包丁などを中心にオリジナルグッズなどもあります。

手入れ用品の御刀油、下げ緒、切羽などがありました。

7.JPG

重さもちょうどよく、手にもなじみ、切れ味も抜群です。

ご紹介した古式鍛錬やイベントについての詳しいことは、下記のHPをご覧ください。

筆者

岡山特派員

mami

岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。