太宰府天満宮よりも御利益が?吉備真備公園の吉備大臣宮 ~小田郡矢掛町~
遺徳を偲んで設けられた「吉備真備公園」という歴史公園があります。
遣唐使として2度唐の都へ渡った印象が強いのか、公園内は在唐中の印象を偲んで中国風の建物や梅の木が植わっています。
吉備真備は1300年程昔の奈良時代の生まれで、吉備の豪族、下道圀勝の子として誕生しました。
ちなみに下道氏は吉備地方を平定した吉備津彦命(きびつひこのみこと)の子孫とも伝えられています。
当時、遣唐使に選ばれるということは頭脳明晰なのはもちろん
マナーもわきまえ、イケメンでもあることが条件だったといわれています。
イケメンだった若い頃の像も見てみたいですね。
この公園は真備公の居館址と伝承され、「日本の歴史公園100選」の選定も受けています。
学問に秀でていた真備公にあやかろうと。受験シーズンには多くの学生が参拝します。
二度も渡唐し、度重なる九州左遷にもめげず、70代にして右大臣に上り詰め
打たれ強く80歳を超えるまで生きた真備は
右大臣の時、九州に左遷され、都を忍んで亡くなってしまった菅原道真よりも御利益があるかもしれない
と密かに思っています。(笑)
中国から初めて小麦粉を持ち帰ったのが真備で、それに由来してのうどん屋さんですが常連さんも多く
今や吉備真備の話しは吹っ飛んで町で人気のうどん屋さんです。
ただ、私は何度かここに来ているのに、いつも売り切れで食べたことがないのが残念です。
確実に食べてみたい方は11時の開店に向けて出かけるのがおススメだそうです。
吉備公祭が開かれています。
広々とした吉備真備公園内には子供神楽や、歌謡ショーなどのステージが設けられ自由に見学ができます。
また、餅まき大会なども行われるので子供たちには大人気の祭りです。
公園内には産湯の井戸というものもありました。
面白いことに、お隣の倉敷市真備町にも真備が生まれた町として、吉備公館址や産湯の井戸があるのです。
こちらも、中々見ごたえがあるので、ご紹介したいと思っていますが
でもね、真備公は母親の地元、大和で生まれたという説が有力なんですって~。
筆者
岡山特派員
mami
岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。
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