てぃんさぐぬ花

公開日 : 2008年07月01日
最終更新 :
筆者 : 澤 則子

みなさん、こんにちは。沖縄特派員の澤です。

早いもので2008年の前半も終わり、7月になりました。

早々と梅雨が明けてしまった沖縄の大地は、

ますます色濃く夏のグラデーションを描いてゆきます。

この時期の見応えは、なんと言っても空の色!

夕陽は、一日一日二度と同じ色はしていないので、

毎日見飽きることはありません。

しばしうっとりする時間でもあります。

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私が沖縄に恋い焦がれた理由の一つに、沖縄民謡との出逢いが

ありますが、中でも三線(沖縄の伝統的な楽器)を習い始めたばかりの時に

「てぃんさぐぬ花」という唄が課題曲としてありました。

てぃんさぐぬ花や

爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ

親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や

肝(ちむ)にすみり

この唄は、沖縄の代表的な教訓歌として、とても有名ですが、

いま現代社会が忘れてしまった何かを、憶い出させてくれる

とても美しい唄なのです。

沖縄では、ライブハウスが数多く点在し、

いろいろな場所で、様々なジャンルの音楽を

楽しむ事ができるのですが、今回は北谷にあります老舗的なライブハウス

MOD'Sで行われたSolunaさんのライブにおじゃまして来ました。

私は長年、沖縄民謡の他にラテン音楽を親しんで来たのですが、

東京でこのカチンバ1551というバンドに出逢い、(ここでビビっと来ましたねえ)

沖縄に越してからず〜っと みなさんの音楽を楽しませて頂いています。

Solunaのお二人は、その沖縄のサルサバンド、カチンバ1551を卒業して

現在はご夫婦で活動されています。

今回のライブはアルバム「太陽と月」発売を記念しての、とても感動的なライブで、

ラテンのリズムあり、ハートフルなリズムありで、

とても熱狂的な南国の夜でした。

アルバム収録曲の「祈りの種」という歌は、

ずしん!とストレートに心に響いて来るとても素敵な曲で、

大好きな曲のひとつになりました。

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今回のライブで、お二人が「てぃんさぐぬ花」を演奏されたのですが、

この心を打つ、その音色は、昔から尊ばれてきた家族への愛情や

まわりの人たちへの深い想いがあふれていて、とても感動しました。

沖縄に来て感じる事は、都会にいたら感じる事が難しくなってしまった

いろんな「たいせつなこと」を見事なまでに思い起こさせてもらっています。

それは音楽だったり、人だったり…。

この夜、お二人の演奏にカチンバ1551のタローさんが加わり、

盛り上がりは最高潮に!

沖縄のラテンな世界を紹介するのに、このカチンバのみなさんの

お話はまず外せません!

次の音楽のご紹介は、カチンバのみなさんをご紹介したいと思います。

沖縄にいらっしゃることがあったら、

ぜひ地元沖縄の音楽にふれてみてはいかがでしょうか?

いつもとは違った沖縄の風景が見えて来るかもしれません。

soluna_prof.jpg

本当に本当にありがとうございました!

今後のご活躍を心からお祈りしています!!!

Soluna Official Website http://www.soluna-music.com/

mods.jpg

OKINAWA LIVEHOUSE MOD'S http://livehousemods.com/

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