沖縄の年中行事? 「タキヌブイ」
私の住む島、慶良間諸島の座間味島では、
今日 「タキヌブイ」 でした。
「うたきのぼり」とも言われるこの行事。
沖縄本島ではあまり聞かない行事です。
「嶽(岳)上(登)り」
島の山々に4つの拝所があります。
神聖な場所なので年に1度しか入ってはいけません。
そうです、今日は年に1度の、拝所に行っていい日なのです。
こんな道をハイキング気分で登ります。
でも結構きつい坂道です。
集落から1番遠い拝所まであと少しです。
あそこが島で1番高い場所かもしれません。
各家庭で登る御嶽が決まっています。
ここが1番遠い御嶽の「くたき」です。
クバの葉が敷かれていますね。
お昼過ぎに行ったので、もう誰もいませんでした。
みんな午前中から登って、ここでお弁当を食べて帰ってしまいました...。
ここから見える景色が絶景です。
ダイビングポイントで有名なポイント 「男岩」ウガンが目の前です。
ダイビングボートも見えますね。
御嶽の東と西には「アガイブサキ(東ブサキ)」「イリブサキ(西ブサキ)」と2つ拝所があります。
くたきのアガイブサキから見た景色がこちらです。
年に1度しか見ることができない景色です。
最後の写真は御嶽の一つ ウフタキの写真です。
こちらはあまりに古かったので、7年前に改築されました。
ウフタキのお宮の由来によると、
タキノボリ(御嶽登り)の行事の始まりは、
「今から二百七十八年前に琉球王朝時代の三司官の地位を与えられた蔡温が
森林保護法を制定するために各地域の山林に霊域地帯をつくった」
とかかれてあります。
山にたいする神聖な尊厳と、自然保護を意識した行事のような気がしました。
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