安治川の下を通る『安治川トンネル』

公開日 : 2017年09月30日
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戦時中の1944年に安治川をはさんで西区と此花区をつなぐトンネルが完成しました。時代は第二次世界大戦中。そんな昔にこのトンネルは完成いたしました。

安治川トンネルは、構造はケーソンと呼ばれる箱を川底に埋没してこしらえた「沈埋工法」という珍しい工法で造られました。両岸ともスロープでなく、エレベーターによる移動で、2006年には土木学会が土木遺産に認定されました。

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上記は西区側のエレベーターがある建物。なかなかの面構えでしょう。右側はもう30年も閉鎖されている自動車用のエレベーターです。現役の頃の写真は大阪市建設局が持っていて借りれるのですが、忙しくて手続きに行けませんでした。もうしわけございません。

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自動車用のエレベーター部分です。ピークの頃は1日1000台以上が通行したのだとか、エレベーターなので順番待ちが必要で長蛇の列の日もあったのだそう

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すぐ下流の国道43号線ができたこともあり1977年に自動車側は閉鎖されましたが、自転車と人が通行できる方は今も現役です。今日はそちらを利用して対岸へ行ってみたいと思います。

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自転車や歩行者が利用するエレベーターです。歩行者は階段でも昇降可能です。階段の方は24時間利用できますが、エレベーターの方は6時から24時の間に利用可能です。

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地下に到着するとエレベーターから降りて地下トンネルを歩きます。待てる人は対岸の西九条(此花区)方面から来た方です。

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トンネル内はこんな感じです。川の下だからか、冷房が効いているのか夏でも涼しいくらいでした。

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此花区側は階段を使って地上を上がることに、なぜって、この記事を書くためです。普段は両方エレベーターです。こんな機会がないと階段使いません(笑)

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地上が見えてきました。ここからJR環状線の西九条駅は300mほどで、徒歩5分くらいです。環状線の西九条駅からも見ることができます。

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此花区の方はこんな看板がありました。観光する方にとってはうれしいですね。

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環状線西九条駅から九条方面への移動や、少し歩きますが、中之島GATE 中之島漁港(フィッシャーマンズマーケット)への移動などに利用すると楽しいと思います。また、九条方面は最近スパイスカレー屋さんが増えています。

玉造から九条に引っ越してきたアアベルカレーさんや中津から引っ越してきた犬PPカレーさんなど個性的なお店が集まっていますので、ぜひそちらも

※下の画像はアアベルカレーさん

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名称:安治川トンネル

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