大阪を洪水から守る毛馬の閘門と洗堰

公開日 : 2019年03月21日
最終更新 :

JR、阪急、阪神(近鉄も)などの鉄道で大阪に来るときに淀川を渡ります。あの真っすぐ流れる淀川は明治期に何回も発生した洪水から大阪を守るために造られた人造の川であることはご存知ですか。

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淀川大堰は大阪にとって大変大きな使命があります。それは大阪市民の飲料水を汲むためです。淀川大堰は淀川河口大阪湾から約10kmの距離にあります。この場所まで潮の満ち引きにより海水が川を上がってきます。

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もしここに淀川大堰がなくて下流からあがってくる水の逆流を防がないと、我々大阪市民が飲む水に誤って海水が入ってしまうこともあります。また上流から流れてくる水を淀川大堰で貯めておかないと、渇水期には水が無くなり、飲料水が確保できなくなります。淀川大堰にためている水は、淀川だけではなく、大川にも流します。大川とは、大阪市内を流れる、堂島川や土佐堀川、東横堀川、安治川、木津川、尻無川といろんな名前がついている川の上流の一つです。

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そんな大阪のまちにとってなくてはならない存在の淀川大堰が同じ場所にある日本一の排水能力を誇る毛馬排水機場と一緒に月に1回見学できることをご存知すか。

この見学会は昨年台風21号の時など5回も排水ポンプを稼働し、大阪市内を高潮から守った毛馬排水機場にスポットライトが当たっているのですが、実は淀川大堰の管理橋も見学できるのでとても貴重な体験ができます。先日参加した時の様子を動画にしました。

見学会は月1回国土交通省淀川河川事務所淀川出張所が実施しています。詳しくは下記のサイトをお読みください。参加費は無料です。

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