モテる女は小麦肌
色白=顔色が悪い
日本女性が憧れる「美白」にノルウェー人は全くといっていいほど、興味がありません。むしろ、「肌白=血色が悪い」という図式が成り立っています。
去年の夏、皆が肌を太陽にさらけ出している中、麦わら帽子をかぶり、せっせと日焼け止めクリームを塗っていた私。「何してるの・・・?ハハハ!」と何人ものノルウェー人に笑われたことが記憶に残っています。
友人たちは、「日本人って美白にこだわるのね〜。不思議。だって、私たちノルウェー人は、肌が白いと血管も見えちゃうし、元気がなさそうじゃない?」と言っていました。確かに血管が浮き出ている人、よく見かけます。
日焼け止めはほ〜んのり適度に。美白ケアには興味なし。
日焼け止めの知識もあまり浸透していないノルウェー。日本ではUV効果のある下地やファンデーションは当たり前ですが、ノルウェー人にその話をすると、「・・・え?下地と日焼け止めが一緒の製品なんてないよ〜」と、言う女性に私は何人も会いました。日焼け止めを落とさず、ベットで寝てしまう人も発見。恐ろしい。
ホワイトニング化粧品なんて、もちろんこの国では売れていません。美白化粧水の存在自体、知らない女子多数。
そばかすやシミはチャーミング
これだけ、自ら日光を浴び、そして日焼け対策の知識が低いので、もちろん、そばかすやシミができてしまいます。が、「そばかす=チャーミング」、「シミ?気にしない」と、考える男性に多数遭遇。若い女性が、腕にそばかす・シミ、という光景はよくあります。
夏のステータス
小麦肌は健康的でエネルギッシュに見えるほか、「夏を思い切りエンジョイした!」というステータスでもあります。もし、夏の終わりに肌が白ければ、場合によっては、「あの子夏に旅行とかに行くお金なかったのかな・・・。.夏楽しまなかったのかな?」と見られても不思議ではありません。
こちらは私のノルウェーの友人姉妹。右側の小麦肌の彼女は16才。こんがり肌を手に入れるために、ブロンズクリーム(肌を小麦色に見せる、茶色のリキッドファンデのようなもの)を大量に使い、頻繁に日焼けサロンに通っています。学校での彼女の呼び名はズバリ、「ミス・タン=ミス・日焼け娘」。
日焼けサロンとブロンズクリーム大好き
ノルウェーでは日焼けサロンが至る所に。「日焼けサロンのレーダーは、皮膚ガンを引き起こす!」と、メディアで議論になるのも、これまたよくある光景です。私が以前働いていた老人ホーム内にも、日焼けマシーンが常備されていて大変驚きました。
また、美白クリームは売れませんが、ブロンズクリームは毎年大ヒット!!
お年寄りもこんがり胸元をアピール
もちろん、男性も日焼けしたがります。去年の夏、日焼けした肌を自慢してくる友人続出。
これは若者だけにとどまらず、老人ももちろん、政治家も、小麦色な胸元をドバーン!と露出。
私からすると、日光浴しすぎて、明らかに火傷に近いような人もいるのですが・・・。
「小麦肌=カッコいい・イケてる・エネルギッシュ・チャーミング」。こんがり肌がノルウェーのモテる条件のひとつなのは間違いないようです。
上記写真はノルウェーの友人たち
写真1枚目:Marianne Bjørnbakk(左から2人目)提供
写真2枚目:左・姉 Kine Merete Reinthong Langård 右・妹 Veronika Langård
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