ヴァイオリンの王子様、アレクサンダー・リーバク
ノルウェーで今彼を知らない人はいないと言っていいでしょう。
若手ヴァイオリニスト・アレクサンダー・リーバク(Alexander Rybak)は、2009年ロシアのモスクワで行われたユーロビジョン・ソング・コンテスト(日本でいうヨーロッパ版紅白歌合戦)で、史上最高記録となる387得点を獲得し、優勝しました。
国を挙げてのお祭り騒ぎ
ヨーロッパでこのコンテストは大変有名ですが、ノルウェー人は”まさか”自分たちの国が優勝するとは思わず、当日の夜、優勝が決定した瞬間に国中はお祭り騒ぎ!
しかも、その次の日はノルウェーの毎年の一大イベント「憲法記念日の日」。
いいことにいいことが重なって、国中で大喜び!
憲法記念日の日は、王宮の前で子供たちがアレクサンダー・リーバクの優勝曲『フェアリー・テール』を歌っている姿が多く見かけられました。
ロシア・スウェーデンでも人気
アレクサンダー・リーバクは白ロシアで生まれ、6才の時にノルウェーに移住したというバックグラウンドを持つことから、多くのロシア女性の心を射止めました。
また、普段はノルウェーとスウェーデンは冗談交じりでお互いをライバル視していますが、ユーロビジョン・ソング・コンテスト優勝で、同じ北欧としての仲間意識が生まれたのか、優勝決定の次の日のスウェーデンの新聞には「リーバク、よくやった!!!」という見出しが踊っていました。
コスモポリタンな王子様といえるでしょう。
失恋を歌った『フェアリー・テール』
ユーロビジョン・ソング・コンテストで歌われた『フェアリー・テール』(おとぎ話)は、彼自身の幼い時の失恋を歌ったもの。
「心が痛むとしても、彼女はぼくのフェアリー・テール〜・・・ 頭がおかしくなったってかまわない〜」と歌っています。
Yoyube で見ていただければ、彼の曲の良さがすぐに伝わってくると思います!
映像はユーロビジョン・ソング・コンテスト当時のものです。
アレクサンダー・リーバク 『フェアリー・テール』(英語)
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