モテる男性〜家事と育児に専念する最高の人生パートナー〜
亭主関白は有り得ない!自ら台所に立つ男性がモテる
私の知り合いのノルウェー男性は、ほとんどが自分から進んで包丁を手に持って、調理をする人ばかりです。女性がテーブルに座り、男性がお皿の盛り付けをする光景も珍しくありません。
周囲のノルウェー女性たちに「どんな男性がタイプ?」と聞くと、「セクシー」、「筋肉がある」、「ブロンドで青い目」という意見が多く聞かれますが、「家事と育児を分担する人は?」と聞くと、「もちろん!そんなの当たり前よ!」という答えが返ってきます。家庭の仕事を分担するのは男として当たり前のノルウェーなので、「女は家庭を切り盛りして、俺の後ろについてこい」という古い男性には女性は見向きもしない傾向が。
友人の会社の上司(男性)は、朝早くから働き始め、お昼の2時くらいになると、「幼稚園に子どもを迎えに行かないと!」と言って早々と退社するそうです。日本では有り得ない光景ですね。
ベビーカーを押して大学に通うパパたち
私がオスロ大学に通っていて、本当に驚いたことのひとつが、パパたちが大きなベビーカーを押してキャンパス内を頻繁にうろうろしていることです。私の友人(男性)も、先日ベビーカーを押しながら大学の廊下で子守をしていたので、「あれ、ママは?」と聞くと、「彼女は今授業中だから、待っているんだよ」と言っていました。
また、ノルウェーのショッピングセンターなどに行くと、ママが服の試着をしている間に、パパが赤ちゃんを抱きかかえて待っている姿もかなりよく見かけられます。私は日本男性がひとりでベビーカーを押している姿を見かけたことがほぼないような気がするのですが・・・。国が違うと男性像もここまで違うのだなと驚きの連続です。
2009年に行われた英オックスフォード大学の経済学者の調査によると、夫として最高なのは家事・育児に積極的なスウェーデン人、続いてノルウェー人という結果がでました。ちなみに最下位はオーストラリア人、日本は最下位から4位だそうです。調査は12か国を対象に、20〜45歳までの1万3,500人にアンケートを実施したもの。
去年、このニュースが世界を駆け巡った時、ノルウェー男性の友人たちが誇らしげにリンクを私に送ってきたのでこの調査結果のことをずっと覚えていました。スカンジナビアがトップを占めるのは、男女平等先進国ならではかもしれません。
ノルウェーでは、「アジアの女性は家事をしっかりしてくれるから、奥さんとして最高だ」という意見を聞くことがあります。それは、ノルウェーでは「男性が家事・育児をするのは当たり前の義務」として一般的に定着しているために、一部のちょっと古典的な男性がそのイメージに疲れてしまっているせいでしょうか。
いずれにせよ、家事・育児はパートナーと協力していこうという姿勢が素晴らしいノルウェー男性。ノルウェー女性だけに限らず、他の国の女性からも熱い支持を受けるかもしれません。
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