~北欧の冬花火~ノルウェー人は花火を見ながら新年を迎える

公開日 : 2011年01月04日
最終更新 :
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 さて、タイトルにありますように、ノルウェー人の多くが花火を見ながら新年を迎えます。多くの一般市民は、自費で本格的な花火を購入して自宅付近の道路などから花火を自由に飛ばす人と、それを遠くから眺めて花火を堪能する人に分かれます。

 クリスマスは家族と自宅でクリスマスツリーを囲んでゆっくりと過ごし、年末のカウントダウンと花火鑑賞は親しい友人たちと過ごす人が多く、寒いノルウェーから抜け出すために、暖かい国に旅行する人もいます。

 私個人の体験としてはノルウェーで年末年始を迎えるのはこれで3回目ですが、いずれも友人たちと誰かの自宅でお酒を飲みながらわいわい過ごし、カウントダウン直前になると外に出てみんなで花火を見るというかたちが恒例でした。今年はトロムソで友人と花火を見ながらハッピーニューイヤー!写真もトロムソ花火です。

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 プロではない一般市民が飛ばす花火。お酒を飲んだ後で酔っ払いながら飛ばす人もいるため、毎年事故が絶えず、救急車や消防車が出動する機会が多い日でもあります。よく耳にするのが、火をつけた後に花火をのぞきこんだりして、目など顔を怪我する人。失明した人も過去にはいます。実はそのこともあって新年の花火は規制されているのですが、それでもやはりノルウェー人にとって欠かせない新年の習慣なので至る所から花火がドンパチあがります。

ゴット・ニット・オール!

 日本人としては「花火=夏」というイメージがあるので、雪が降っている寒い中で大量の花火を見るのはとても不思議な感覚。けれど、雪の結晶の中で光る花火を見るのはとても感動的でもあります。ノルウェー語で「新年明けましておめでとうございます」は「ゴット・ニット・オール!」(Godt nytt år!)。皆様、2011年もよろしくお願いします!Godt nytt år!

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