オスロの高校生による「笑いの学祭・レヴィー」

公開日 : 2011年02月20日
最終更新 :
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 毎年2~3月の時期になるとオスロ中の各高校でレヴィー(Revy)という学祭が開催されます。これは各高校からお芝居、ミュージカル、コンサートをミックスしたひとつの催し物を観客に披露するイベント。舞台で観客を「笑わせる」ことが目玉です。オスロの高校がほとんど参加し、他の都市の高校はほとんど参加しないことから、「レヴィーといえばオスロの高校によるもの」というのが一般的。

(Foto:Jane Gammelby)

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 高校のイベントなのですが、先生が企画等に一切関わらないことから、授業中にレヴューの打ち合わせや準備はできません。冬休み中や放課後の自由時間中に高校生が自分たちで用意します。つまり、これは本格的な「高校生による高校生のための笑いの祭典」。

高校生が本格的に企画する学祭

 クリスマス前から1月半ばにかけて、約1ヶ月半にもわたる準備期間。2月から3月にオスロ各地で開催されるレヴィー祭は、各高校で7~10日間と数日間をかけて催されます。全高校生が参加するというわけではなく、企画・準備にかなりの時間を要することから、やる気と才能のある高校生だけが集合。

優勝校が得るのは「誇りと名誉」

 各高校でレヴィーが開催される間、審査員たちが得に出来のいいレヴィーをピックアップ。選ばれた高校が、最終大会で決勝に進出します。

(写真・レヴィー本番に向けて準備する高校生。ステージ作りもすべて自分たちの手で作り上げます)

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 レヴィーの審査で大事なのは「笑い」。見る人たちを「笑わせる」ことが目標で、高校生たちが観客を笑わせることができなければ意味はありません。すべての歌、踊り、芝居に「風刺」がはいっています。例えば、ノルウェーでもよくある政治家などの失言を高校生が舞台で皮肉って、観客がそれを見て笑えば、それは「大成功」。

(写真:レヴィーに向けて話し合いする高校生たち)

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 各高校では自分たちの学校のレヴィー祭が終わった後、打ち上げパーティーでアルコールをたくさん飲みます。レヴィーの企画に先生たちはもともと参加できないので、打ち上げにも参加することができません。未成年の18歳以下の学生もお酒をばんばんと飲むそうです。優秀な高校のレヴィーが集まる最終大会後のパーティーはさらに盛大に大騒ぎ。

(Foto:Jane Gammelby)

 いくつかの高校のレヴィーが集まった動画がこちらで見られます。

revy5.jpgのサムネール画像

(Foto:Jane Gammelby)

写真はすべて高校生の友人たちから許可を得て借用

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