ノルウェー オスロ爆発攻撃・銃乱射事件(当日時系列)

公開日 : 2011年07月23日
最終更新 :

 アフテンポステン紙によると、7月22日15:20頃、オスロの政府庁舎で大きな爆発があり、負傷者がでているもよう。現在、ノルウェー国立放送局NRKが生放送で現状を伝えている。爆発原因などはまだ分かっていない模様(ノルウェー時間 7月22日16時07分)

爆発、建物の窓ガラスが激しく割れる

 NRKの放送からは、ビルの窓ガラスが激しく割れている様子が伝わり、火災報知機らしきサイレンも鳴っている。現在、警察官が現場に立入禁止のテープを周囲に貼っている。テロリストによる犯行かどうかニュースキャスターは現場の報道員に尋ねているが、現場が混乱しており、爆発原因は不明とのこと(ノルウェー時間 7月22日16時21分)

ストルテンベルグ首相は無事

 VG紙によると、ストルテンベルグ首相は無事とのこと。また、オスロ中心地では市民の間でも原因不明の爆発により混乱が起きている。現場では、血まみれになった負傷者もいるようで、救急車も到着している(VG紙)。NRKの放送では、アルカイダ組織によるテロの可能性もあると説明する解説者もいる(ノルウェー時間 7月22日16時36分)

オスロ市内交通がストップ

 ノルウェー放送局(電子版)によると、死者が1人でたもよう。また、オスロ中心地(Oslo sentrum)行きの交通がストップしている(ノルウェー時間 7月22日16時51分)

死者数名、警察当局が携帯電話の使用を控えるように呼びかけ

 VG紙によると、警察の発表では死者が数人でているとのこと。また、多数の負傷者が運ばれていることにより、オスロ各地の病院でも混乱が起きている。警察は携帯電話がつながりにくくなっており、市民に携帯電話の使用をできるだけ控えるように求めている(VG紙)。ノルウェー放送局によると、死者が2名でた模様(ノルウェー時間 7月22日17時07分)

ノルウェー石油・エネルギー省建物が大きな爆発のダメージを受ける

 ダーグブラーデ紙(Dagbladet)によると、ノルウェー石油・エネルギー省の建物が大きなダメージを受けた。また、アフテンポステン紙(電子版)によると、保健福祉省の建物も爆発の被害が大きいとのこと。警察の発表によると、夏休みいうことで休暇をとり、爆発の被害を免れた人も多いとのこと(NRK)。ノルウェー放送局(電子版)によると、オスロ市内のウーレヴォール病院内にはすでに重症の患者が10人以上運ばれている(ノルウェー時間 7月22日18時01分)

ウート島で男性が発砲

 ノルウェー放送局(電子版)によると、17時30分頃オスロから約25キロほど離れているウート島(Utøya)で襲撃があったもよう。また、サマーキャンプに参加していた労働青年連盟(Arbeidernes ungdomsfylking/AUF)の数名が撃たれた可能性があると報じている。襲撃が今でも続いている可能性があるが、詳しい現状は不明。オスロ市内の爆発と関係があるかも不明(ノルウェー時間 7月22日18時52分)

ウート島で警察官に偽装した男性が撃ち始める、爆発から7人死亡

 警察当局はオスロ市民にオスロ中心地からただちに離れ、今夜は自宅に各自留まるように促している。ノルウェー放送局(電子版)によると、ガーデモエン空港では出入りする人々の身元チェックをするなどセキュリティを強化している。ウート島での襲撃はいまだ詳細は不明だが、警察官に偽装した男性が撃ち始めたとのこと(ノルウェー放送局 電子版)。警察当局によると、19時30分の時点で、7人の死亡が確認された(ノルウェー時間 7月22日19時37分)

男性は拘束されたもよう

 ノルウェー放送局(電子版)によると、ウート島で警察官を装い、発砲を開始したであろう男性は逮捕されたとのこと。救急車20台と救急飛行機4機がすでにウート島に向った。また、ノルウェー放送局が取材した目撃者によると、「20~30人が射撃された」とのことだが、現時点で警察当局はこの数は発表していない。また、男性は「こちらに来い」と若者たちを誘導してから発砲を始めたとのこと(ノルウェー放送局 電子版)(ノルウェー時間 7月22日20時49分)。

およそ10人の死亡がウート島で確認

 ノルウェー放送局(電子版)によると、発砲した男性は「北欧風の顔立ちで、ノルウェー語を話す」とのこと。また、オスロ市内のウーレヴォール病院ではRHマイナスO型の血液提供を呼びかけている。警察当局の発表によると、およそ10人の死亡がウート島で確認された(ノルウェー時間 7月22日21時42分)

VG紙が英語で記事を発信

 VG紙(電子版)がオスロ市内の爆発事件について英語で記事を提供した(英語記事)。

在ノルウェー日本国大使館が在留邦人の安否確認

 在ノルウェー日本国大使館では在留邦人の安否確認をしている。まだ電話などで安否確認ができていない人は大使館へ連絡を。また、日本人旅行者で爆発などに巻き込まれて病院等で治療を受けている人がいる場合も、大使館側では連絡を求めている。

在ノルウェー日本国大使館

Wergelandsveien 15, 0244 Oslo

TEL: +47 22 99 16 00

Email: ryouji@japan-embassy.no

(ノルウェー時間 7月22日22時18分)

ストルテンベルグ首相による記者会見

 7月22日 22時39分頃、ストルテンベルグ首相による記者会見が開かれた。与党労働党の若手党員の集まりがあったウート島での発砲事件は、「ノルウェー人男性(32)」による犯行とのこと。また、NRK放送局(電子版)によると、警察当局はこの警察官の姿を装った男性は、ウート島と爆発があったオスロ市内の両地点で目撃されたとみている。

 首相は「テロリスト」の言葉の使用は避けたが、各ノルウェーメディアはオスロ市内の爆破攻撃(現在の時点で7人死亡)と、ウート島の銃乱射(少なくとも10人死亡)両事件の関連性は強いとしている。現在の時点では両事件で少なくともすでに17人の死亡が確認されている。

 また、首相は市民に今夜は携帯電話の使用をできるだけ控えるように呼びかけた(ノルウェー時間 7月22日22時18分)

ウート島で複数の不発弾らしきものが発見される

 VG紙(電子版)などの報道によると、ウート島で複数の不発弾らしきものが発見されたと警察当局が発表し、今夜中に死者数がさらに増加することが懸念されている(ノルウェー時間 7月23日0時11分)

ストルテンベルグ首相がツイッターに投稿

 ストルテンベルグ首相は短文投稿サイト「ツイッター」で7月23日12時39分頃、「今日、わたしたちはショックな、血まみれで、恐ろしい攻撃を受けました。多くのことがまだ不明なままですが、今夜、わたしたちは一緒になって、互いを支えあわなければいけません」とノルウェー語で投稿した(ノルウェー時間 7月23日0時53分)

ハーラル国王の言葉

 VG紙(電子版)によると、ハーラル国王は「わたしたちの思いは犠牲者の皆様とともにあります」と祈りを捧げるとともに、「この酷い状況の中で、救出作業にあたっている人々に感謝します」と述べた。また、ノルウェー放送局によると、ストルテンベルグ首相は市内のウーレヴォール病院で事件の被害にあった人々の見舞いに訪れた(ノルウェー時間 7月23日1時19分)

犯人とみられる男性、「ナショナリスト」と名乗る

 VG(電子版)によると、爆発テロと銃乱射事件の主犯者と見られるノルウェー人男性のAnders Behring Breivik (32)は、自身を「ナショナリスト」と名乗っているという。ノルウェーメディアではすでに男性の名前と顔写真が出回っている(ノルウェー時間 7月23日1時41分)

ウート島での死亡者が最低でも80人

 VG(電子版)によると、ウート島での死亡者が最低でも80人にのぼると警察当局が7月23日3時40分の記者会見で発表した。志望者の数はさらに増加するとみられている(ノルウェー時間 7月23日4時23分)

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ノルウェー各紙の報道(写真で様子が見れる)

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